元劇団カンタービレの近藤ミキヲくん
彼のラスト公演、劇団桃唄309「風が吹いた、帰ろう」を見てきました。そうです、ミキヲはこの公演を機に役者業から身を引きます。
カンタービレの副座長・・・というより若頭/兄貴分と称した方が似合っている彼。8年間お世話になりっぱなしでした
2008年の舞台「フォトグラフ」で出会い、その小太りの愛嬌のあるキャラクターに圧倒され、温かみのある人間性に惹かれ、サックス奏者の一面があるゆえに音楽の話に興じ、時には一緒に友人のライブに出かけ・・・カンタービレ本公演ではすべて共演しました。
最後の共演は昨年夏のカンタービレ作品「天使になりた~い」。後列の緑の衣裳が神父役の私。前列中央がシスター役のミキヲ。
彼に与えられたのは「幽霊のシスター」。セリフがほとんどない役でした。しかしそれは、すでに様々な事情で稽古に参加できないミキヲを思って、脚本兼演出の座長が考えた苦肉の策。
「ヤツならセリフがなくても、存在感が出せる。物語を引っ張っていける。」とう絶対的信頼からでした。
そんな作品でミキヲが唯一セリフを放ったのは、神父である私と2人だけのシーンのみ。約10分にわたるセリフの応酬。教会や同僚シスターの行く末、或いは震災被災地を思いながら熱弁をふるう“天国のシスター”。
ミキヲのやさしさが重なる素敵なシスターでした。
何はともあれ、男として一大決心をしたミキヲ。
もしかしたら役者業以上に大変な道を歩むかもしれません。でも乗り切ってくれることを願いつつ・・・「いつか・・・うん、いつかまた一緒に芝居をしような」
彼のラスト公演、劇団桃唄309「風が吹いた、帰ろう」を見てきました。そうです、ミキヲはこの公演を機に役者業から身を引きます。
カンタービレの副座長・・・というより若頭/兄貴分と称した方が似合っている彼。8年間お世話になりっぱなしでした
2008年の舞台「フォトグラフ」で出会い、その小太りの愛嬌のあるキャラクターに圧倒され、温かみのある人間性に惹かれ、サックス奏者の一面があるゆえに音楽の話に興じ、時には一緒に友人のライブに出かけ・・・カンタービレ本公演ではすべて共演しました。
最後の共演は昨年夏のカンタービレ作品「天使になりた~い」。後列の緑の衣裳が神父役の私。前列中央がシスター役のミキヲ。
彼に与えられたのは「幽霊のシスター」。セリフがほとんどない役でした。しかしそれは、すでに様々な事情で稽古に参加できないミキヲを思って、脚本兼演出の座長が考えた苦肉の策。
「ヤツならセリフがなくても、存在感が出せる。物語を引っ張っていける。」とう絶対的信頼からでした。
そんな作品でミキヲが唯一セリフを放ったのは、神父である私と2人だけのシーンのみ。約10分にわたるセリフの応酬。教会や同僚シスターの行く末、或いは震災被災地を思いながら熱弁をふるう“天国のシスター”。
ミキヲのやさしさが重なる素敵なシスターでした。
何はともあれ、男として一大決心をしたミキヲ。
もしかしたら役者業以上に大変な道を歩むかもしれません。でも乗り切ってくれることを願いつつ・・・「いつか・・・うん、いつかまた一緒に芝居をしような」