加山到のハマッ子雑貨飯店

おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい雰囲気が伝われば嬉しいなっと。08年11月6日開店!

ハードボイルド刑事

2014-05-29 | レコード
ハードボイルド系の刑事ドラマ三作品のレコードをご紹介します



『昭和ブルース』(1973年/ポリドール)

1973年~1980年まで3度にわたりシリーズ製作された『非常のライセンス』(NET/現テレビ朝日)。中高生だった僕自身はあまり見た記憶がありません。少年には渋すぎたんだろうなぁ、ニヒルな天地茂の存在が。大人向けの刑事ドラマというイメージがあります
その天地茂が渋い声でドスを利かせて歌っているのが主題歌の“昭和ブルース”。明るく希望を持った昭和中期であった一方、戦中戦後のつらい世相を引きずっていた時代でもあったんですね。
「生まれた時が悪いのか それとも俺が悪いのか」・・・この一節で昭和の悶々とした雰囲気を感じ取ることができますね。この歳になって聞くと理解・同調できる気がします



『哀愁のスキャット』(1976年/コロムビア)
1976年にNETで放送された『大非常線』の主題歌。歌っているのはほりえみつこ。のちに堀江美都子としてアニメの主題歌を歌うお姉さんとして大ブレイクしました
「誰も知らない恋をして 女の命を燃やしたい」「哀愁色のお酒を飲んで もういちど度に出てみたい」
可愛い声で歌うだけに切ないです、この主題歌。
そのドラマ「大非常線」ですが僕は当時日本にいなかったので見ていません(涙)。千葉真一主演、その千葉率いるJACの志穂美悦子と井上誠吾がメインにいるのでスピーディーで華麗なアクションが売りだったのでしょうね。お、アンヌ隊員のひし美ゆり子もいる



『君は人のために死ねるか』(1980年/ソニー)
1980年にフジテレビで放送された杉良太郎主演のドラマ『大捜査線』。当時僕は高校で寮生活をしていたので見られなかったんじゃないかな。寮の娯楽室にはテレビが1台しかなかったし、少年の目には杉良太郎が大人過ぎて、しかもあまり興味のなかった時代劇の人・・・というイメージがあったからなぁ。杉サマのワンマン的な物語構成になっていたようですが、今となっては見てみたいですね。若手刑事役で神田正輝も出ていたとか
その杉サマが自ら歌う主題歌。
「昨日ひとりの男が死んだ」「しかしあいつは知っていた熱い涙を」
「昔 人は戦で死んだ」「国のために戦って 黙って死んだ」
歌唱ではなくセリフ口調で始まる主題歌 アツく熱く語りながら途中から息継ぎをするかしないか間髪いれずにメロディーに乗って歌い出す構成に思わずぶっ飛んでしまいます そしてラストの一言。
「君は人のために死ねるか あいつの名はポリスマ~ン
2度、ぶっ飛びます


コメント (8)
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