加山到のハマッ子雑貨飯店

おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい雰囲気が伝われば嬉しいなっと。08年11月6日開店!

またもやジャケ買い

2022-01-20 | レコード

過日赴いた横浜・青葉台のタチバナでゲットしたアルバム

もうね、ジャケ買いです。内容もよく見ないでコレくださ~い(笑)

「THE COOLEST MIKADO」 THE GILBERT & SULLIVAN JAZZWORKSHOP(1961年/Andex)

とってもJAZZYな楽曲ばかりなんです。たしかに演奏者はJAZZWORKSHOP と名乗ってるわけですからね。で、問題は「この日本女性ってナニ?」「映画?ドラマ?」 という事で、ネットで調べてみました。

まず、演奏者の名前にもあるギルバート&サリバンなのですが、なんと1800年代(!)後半にイギリスで活躍していた音楽劇の脚本家ギルバートと作曲家サリバンを指しています。2人が製作した作品の音楽を、現代風なジャズにアレンジする際に結成したバンドに、2人の名前を施したのでしょうね。

さて、その作品ですが、ギルバート&サリバンが1885年に製作したオペラが「MIKADO」です。当時イギリスでは日本博覧会が開催されていたとかで、ジャパンブームがありその波に乗って製作されたようです。ゆえに舞台は日本。”TIーTI-PU”という地域でドラマが展開されていきます。TI-TI-PU=ティ・ティ・プ=チチブ=どうやら埼玉の秩父をもじっているようです

そのティティプに死刑執行人やら旅芸人やら皇太子やら帝やら、もちろん日本人が登場、色恋沙汰もあってかなり華やかな物語のようで、大ヒット イギリスのみならずヨーロッパの他国やアメリカでも多くの一座が上演したとのことです。表向きはあくまでも”日本”なのですが、実は当時のイギリス社会を風刺している内容だそうです。

オペラとして歴史的作品・伝説的作品・ヒット作品とのことで多くの言語に翻訳され、その地域で上演されました。おかげで帝(みかど)という言葉が日本を表す言葉として広まったようです。終戦直後には日本に駐留していた米軍向けに上演され、1970年、2001年には一般向けに上演されていますね。

 

時代や情勢と共に、作品名もMIKADOをベースにしながら変わっていますね。「MIKADO MARCH」「SWING MIKADO」「BLACK MIKADO」「HOT MIKADO」「THE COOL MIKADO」・・・

見てみたいな。なんなら演じてみたいなぁ

 

コメント (2)
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