ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2014/03/20 「ファントム 開戦前夜」

2014-03-20 00:00:00 | 日記
「ファントム 開戦前夜」

デミ艦長 (エド・ハリス)
アレックス・コズロフ副長 (マホーンの人)
ブルニー 技術部(デビッド・ドゥカブニー)
マルコム司令官 (ランス・ヘンリクセン)

 1968年。退役の近いソ連のデミ艦長は、新たな作戦につく。
古い艦で、デミは過去にこの艦で火災を出し、部下を失った経験があるのだ。
以前部下だった技術部のブルニーが同行する事に。極秘装置の実験が目的だと言う。
ブルニーの指示で、艦はパナマ船の下に接近。
さらに米原潜が接近するが、装置を作動させると退散する。
ファントムと呼ばれる極秘装置は、どんな船にも偽装する事が可能で、
米艦にパナマ船と思わせる事に成功したのだ。
だがデミは、悪用すれば味方にも探知不能になると警戒。
ブルニーは、中国船に偽装して米艦をミサイル攻撃し、
米中を核戦争で自滅させようと考えていたのだ。
デミらは核ミサイルを無力化しようとするが、気付いたブルニーが艦を制圧。
ミサイルを発射されるが、撃ち合いの末、デミが艦を取り戻す。
ソ連艦の攻撃で艦は沈み、デミは副長らを投降させ、自らはブルニーらと留まる事に。
艦は引き上げられるが、かけつけた家族の姿を見たデミは、自らが死んだのだと知る。
ソ連原潜の謎の沈没について、米ソはコメントせず、
不発だったミサイルが海底に沈んだ。

 と言うわけで、米ソ冷戦時代に実際にあったと称する話。
主人公はソ連の原潜艦長エド・ハリス。
副長はプリズンブレイクのマホーンでいずれも悪役経験者ですが、本作では正義の人。
彼らの艦にデビッド・ドゥカブニーが乗り込んできて、新しい装置の実験を行う事に。
それはスクリュー音を偽装し、他の船になりすますと言う代物だ。
だが、それは味方をも欺く事が可能で、
実際、ドゥカブニーは中国艦に扮して米艦を攻撃し、
核戦争で漁夫の利を得ようとしていたのだ。
どこまで実際にあったか知らないけど、
こんな007みたいな陰謀(割に安直な)があったとは信じがたい。
たぶんソ連原潜が沈没し、
米ソがなぜかコメントしなかったと言うあたりが事実で、後は創作では。
そう思うと、ミサイル発射をめぐる攻防も空々しい。
途中、艦を奪われたエド・ハリスらが、奪還しようと奮戦するあたりは面白いが、
さほど盛り上がらず。
コメント
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