ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2014/03/27 「ブラディ・サンデー」

2014-03-27 00:00:00 | 日記
「ブラディ・サンデー」

アイバン・クーパー 下院議員。行進を計画

 72年北アイルランド。
デリー地区ではカトリックが差別を受けているとして、デモ行進が行われる事に。
住人すべてが参加するほどの規模となる。
一方、IRAを警戒する英軍は、強硬姿勢で臨む事に。
挑発されていると感じた参加者が本体を離れたため、軍は実弾で発砲。
さらには集会に集まった丸腰の市民に向けて次々発砲。13人の死者が出る。
最小限の発砲だったと称する軍は、デモ隊から銃撃を受けたと主張。
死亡した参加者のポケットに爆弾を入れ、証拠を偽装する。
行進を企画したクーパー議員は、この攻撃で若者がIRAに参加するだろうと言う。
裁判では英軍の主張を支持し、兵士たちは処罰されなかった。

 と言うわけで、ポール・グリーングラスの初期作品。
アイルランドでカトリック系の住人がデモ行進を実施。
平和的なものにするつもりだったのだが、
英軍はデモ隊=IRAてな発想で、ものものしい警戒をする。
これに挑発された若者が暴れ出すが、軍は実弾で攻撃。
さらには興奮が高まったか、逃げ惑う丸腰の住人たちを次々射殺した。
血の日曜日事件と言われる事件だ。
映画としては、前半がデモ開始前で、
デモ隊と軍の双方が微妙に緊張する様を描き、ちょっと退屈かも。
後半はデモの混乱ぶりを描くが、
そうなればグリーングラスお得意の揺れるカメラで緊迫感あふれる。
ユナイテッドにも似た感じだが、
劇中で主人公たちが反撃するシーンはなく、やられっぱなしでストレスを残す。
コメント
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