ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2014/04/30 「クィーン」

2014-04-30 00:00:00 | 日記
クィーン(2006年英仏伊)

エリザベス女王 (ヘレン・ミレン)
トニー・ブレア首相 (マイケル・シーン)
シェリー夫人 ブレア首相の妻
エジンバラ公 女王の夫(ジェームズ・クロムウェル)
チャールズ皇太子
エリザベス女王の母

 97年。ブレア氏が選挙に勝利。女王にあいさつに来た10人目の首相となる。
その年、ダイアナ元妃が事故死し、チャールズはジェットで急行。
英国にとどまらず、世界中が弔意を示すが、王室は沈黙を守る。
スペンサー家内輪の葬儀が予定されるが、世論に押されて国葬に決まる。
どのテレビ局もダイアナ特集をし、声明のない王室に批判が集中。
ブレア夫人は王室を時代遅れと言うが、首相は王室をかばう。
首相の擁護にもかかわらず、国民の70%が王室に反発し、廃止論も出てくる。
伝統を守れと夫や母は反対するが、女王は声明を出す事を決意。
ブレア夫人は、首相が君主制の救世主となったと言う。
2か月後。首相は女王と再会。女王はあんなに嫌われているとは思わなかったと言う。
人々は感情を押し殺す女王が求められていると信じていたが、
時代に合わせねばと感じるのだった。

 と言うわけで、ダイアナ元妃が事故死した後の数日間を描いた話。
主人公は今も在任のエリザベス女王。
そんな映画をイギリスで作るだけで驚きです。
元妃ダイアナが事故死し、英国内はもちろん、世界中が衝撃を受ける。
だが王室は声明を発表せず、半旗も掲げない。
これに世間は反発するが、女王の母や夫は王室に無関係と言う姿勢を貫けと言う。
ブレア首相はこまめに女王に連絡し、ついに声明を出す様説得に成功。
ブレアを演ずるのは、フロストニクソンのマイケル・シーン。
かの作品と同様、一見軽そうだけど知的な人物を好演する。
物語的に派手な見せ場がある訳ではないし、結末もわかってんだけど、
終始サスペンス映画のようなハラハラ感で見せます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする