ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2015/01/02 「カポーティ」

2015-01-02 00:00:00 | 日記
カポーティ(2005年米)

トルーマン・カポーティ 作家(フィリップ・シーモア・ホフマン)
ペリー・スミス 犯人
リチャード・ヒコック 犯人
ネル 友人。アラバマ物語の作者
アルヴィン・デューイ 刑事(クリス・クーパー)
マリー・デューイ 刑事の妻(ゴーン・ベイビー・ゴーンの母親)
ジャック・ダンフィ 友人(ブルース・グリーンウッド)

 1959年11月。農家のクラッター一家が殺されると言う事件が発生。
「ティファニーで朝食を」の作者カポーティは、
友人ネルと共に、事件の取材で現地を訪れる。
デューイ刑事を取材し、彼の妻が小説好きだった為、歓迎される。
1960年。犯人のリチャードとペリーが逮捕される。陪審員は全員一致で死刑に。
カポーティは、記事にするだけでなく、
ノンフィクション小説と言うジャンルを切り開きたいと考える。
「冷血」と言う題名で朗読会が行われる。ペリーはタイトルに反発。
あの家に1万ドルがあると聞いて侵入したが金はなく、
リチャードは家族に乱暴したと言う。
ペリーは助けようとしたが、リチャードに殺されると感じてのどを切った。
結局、手にしたのは50ドルだった。
カポーティは執筆に4年をかけるが、結末が書けない状態で死刑が近づいていた。
控訴が棄却され、執行は2週間後と決まる。
ペリーを訪ねたカポーティは、出来る限りの事はしたと泣く。
2人は絞首刑となり、カポーティは見届ける。
彼らを救うために何も出来なかったと言うカポーティに、
ネルは救いたくなかったんだと言う。
ペリーの日記には、カポーティの似顔絵が描かれていた。
カポーティの冷血は評判になるが、
その後小説を1作も完成せず、84年にアルコール中毒で死んだ。

 と言う訳で、作家トリーマン・カポーティの話。
演ずるのはフィリップ・シーモア・ホフマン。
ティファニーで朝食をで知られるカポーティは、殺人事件を取材。
逮捕され、死刑が決まった犯人に共感しつつ、
これを題材に「冷血」と言う小説を書くと言う訳。
ノンフィクション小説と言う新たなジャンルを切り開いたとされてるので、
当時は斬新だったのかも知れないが、映画からはなかなかそれか伝わらない。
カポーティがあっち系の人だとか、友人の女性がアラバマ物語の作者だとか、
そんなエピソードに興味を引かれるが、そちらはあまり掘り下げられない。
コメント
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