平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

ベートーヴェン ピアノ協奏曲 第5番 皇帝

2017-05-14 16:49:40 | Weblog
今日は母の日ですが、うちの母親はとうの昔に亡くなっているので、花を贈る相手がいるのは羨ましいです (:_;)

花は贈れなくても、名曲を聴いて懐かしむことは出来ます。最近良く聴くのは、ベートーヴェンの珠玉のピアノ協奏曲の中でも、もっとも有名な第5番の皇帝。ナポレオンに献呈しようとして気が変わり、それでエンペラーというタイトルで呼ばれています。

第一楽章は絢爛豪華の一言。品の良いゴージャスをそのまま楽譜にしたような傑作で、アメリカのセレブの下品さを微塵も持っていない、実に貴族的な出来栄えです。妻に風呂に入るなと手紙を送ったナポレオンには実にもったいなく、献呈取りやめは良い判断でした。この第一楽章にふさわしいのは、女神の花の咲いたような笑顔です (^_^)

第二楽章は一転して、繊細で優美で、優しく思いやりに満ちたもので、この楽章こそ母の日にふさわしい (;^ω^)

第三楽章は堂々として威厳があり、華々しい中に優美さもあって、沸き立つ高揚感に、この曲だけはベートーヴェン時代の古楽器ではなくて、華麗な現代のピアノで聴きたいと思いました。

この曲を聴いていて、うちの女神は交響曲ではなくて、ピアノ協奏曲だと感じました。コンダクターはウリで決まり (^^ゞ

女神の良さを引き出すも悪さを強調するもコンダクター次第。賢くて、開放的で社交性もあり、それでいて見かけとは違うナイーブな面を持つ佐藤あり紗。ようやく性格の本質が分かりました。ファンの大半は表面的なものしか見えていない。女神が本当に輝くのはこれからですよ (^.^;

なお、今聞いているのは古い盤で、イッセルシュテット指揮、バックハウスのピアノによるウイーンフィル1959年録音のものです→こちら。1000円の廉価版ですお (^_^;)

音だけの動画もあります
https://www.youtube.com/watch?v=9K4RvoQqFDw
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする