平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

DENON PRA-2000 3台目修理~その6 コントロール基板修理

2021-12-13 14:03:12 | アンプ製作と修理
PRA-2000はアナログですが、入力などはリレーをマイコンでコントロールして切り替えています。コントロール基板は電圧が低く、電解コンデンサーの耐圧も低い。それでも整流ダイオードが劣化していましたし、電解コンデンサーの交換は必要です (^_^;)

しかし、小さい電解コンデンサーは隠れていることがあり、スイッチ基板では切り替えスイッチを外さないと交換できない場合もあります。今回はスイッチを一つだけ外しました (^o^;)


どのハンダを取り除けば外れるのか分からない orz




C9の16V/10μFは日本ケミコン KMG 25V/10μFに交換

外したスイッチは洗浄してから元に戻しますが、外さなくて良いものはそのまま洗浄スプレーを噴霧してつまみをガチャガチャ。換気は大切で、部屋の中にスプレーの成分に反応する物があれば劣化します (_ _;)


洗浄して元に戻したスイッチとスイッチ基板

次はコントロール基板の電解コンデンサーと整流ダイオードの交換。特に難しいものはなく、オレンジ色の低インピーダンス型も、現在は低インピーダンス化が進んでいるとされるので、特に低インピーダンス型を使用しなくても大丈夫だと思います。




膨らんでいる電解コンデンサーは劣化している
パソコン自作派は妊娠と呼んでいる


次は切り替えスイッチの洗浄。これは分解清掃が必要ですが、分解する時に、4個あるスライドパーツを壊さないように外すのが大変。外したら洗浄スプレーをかけて綿棒で清掃します。組み立て直して基板にハンダ付け (; ̄ー ̄A アセアセ・・・


8本の爪を立てるのがシンドイ




接点の洗浄前


接点の洗浄後


基板裏のハンダ付け


基板表

最後に、小さいバランス基板から100kΩMN型のバランスを外し、できるだけ分解してから洗浄スプレーで清掃します。このバランスだけは基板が宙に浮いているので、シャフトの径と長さが合えば、自分で基板を作って(穴開き基板で可)、新品の好きなバランスに換装することが出来ます。アルプス電気 27mm角ミニデテントボリューム2連MN型 だったら基板も売っています (^^)


外したところ


分解


洗浄組み立て完了

ということで、残りはアンプのボトム側のバッファと入出力基板のみとなりました。整流ダイオードが無くなったので若松通商に多め発注。ジュベナイルフィリーズの儲けが飛んでいきました (ToT)/~~~
コメント (2)
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