ロシアのウクライナ侵攻が始まったのが2月24日だったからもう半年を経過することになる。
残念ながら戦火は未だに止むことなく戦況は膠着状態に陥っているとの報道もある。
それでもいろんな動きもあるので勝手ながら今後の見通しを占ってみたい。
先ず目につくのは最近クリミヤでの戦火拡大である。
クリミヤは2014年以来ロシアの実効支配が続いているため当地域で戦火が広がっているのはウクライナ側の攻勢が顕著になっているということだろう。
一方ロシアと言えば兵員増強のための大統領令が署名されたということらしいから兵員の減耗が意識されているようである。
戦争が長引く兆しとも解釈されるが国民の離反を招きかねない「総動員法」までは発動できないとみられる。
最近報じられたプーチン大統領の理論的主柱と目される極右評論家の暗殺未遂(令嬢が身代わりとなった)は未だに首謀者、実行犯が明確になっていない。
一説にはウクライナ諜報機関の暗躍が噂されているがロシア内部の反プーチン派の仕業という説や自作自演で他者に責任を擦り付けているという説すらある。
ザポリジェ原発付近で放射線事故の懸念が高まっているがこれは両国の非難合戦が続いている。
周辺各国はどうかと言えばウクライナ側への支持は増えているがロシア側への支持は残念ながら増えているとは言えないだろう。
以上総合的に言えばウクライナ側に傾きつつあるようだがいつ決着がつくかと言えば先は見えない。
まだまだ消耗戦は続くということか?・・・人間って本当に愚かで好戦的な存在だねぇ。