今となってはいささか旧聞だが先日政府が安倍元総理の国葬予算案として2.5億円を閣議決定した。
中曽根元総理の国葬費用が約2億円だったようで今回もそれがベースになると聞いていたがいつも間にか5千万円増額されている。
しかもこれは会場外の警備費用は含まれていないとのことで総額は一体いくらになるかまだ分からないということだ。
国葬実施にために行う特別警備であれば当然全体予算に包含していなければならない。
国葬形式で全額税金から支出ということだがこの閣議決定内容のいい加減さはなんということか。
岸田首相は世論の中に国葬反対論が多いことを念頭に「あらゆる機会を捉えて丁寧に説明し(国民の)理解を得ていく」と述べていたがまるで言ってることとやってることが違う。
筆者はこの概算予算提示が最初で最後の(国葬形式に拘った理由の)説明場所と信じていたがこの横暴さには腹が立つやら呆れるやらで空いた口が塞がらない。
一体だれがどこでいつ丁寧な説明とやらを行うのか?
それとも日々官房長官が定例会見の中で応えているというのだろうか?
こんな不信状態が続くのであれば内閣支持率の急低下はさもありなんである。