大阪万博のトイレ建設費が話題になっている。
全体40か所のトイレのうち8か所がいわゆるデザイナーズ・トイレでうち2か所の建設費予算がそれぞれ2億円とのことだ。
大阪万博の建設費については上振れに次ぐ上振れで国民の監視の目が厳しくなっているところだがそんな下でこのトイレ建設費もその是非論が喧しくなっているのだ。
主催者側に属する自見万博相、吉村府知事、そして斎藤経産相は「通常の公衆トイレに比して高額とは言えない」などと火消しに大わらわだが何のエビデンスもないから何の説得力もない。
ここはやはり時間をかけても例えば高速道路サービスエリアのトイレや渋谷区のデザイナーズ・トイレとの比較を行うべきでそれがなければ「どうせ立場上そう言っているのだろう」で終わってしまう。
将来に向けて日本の高い技術力をアピールするのであればそれをキチンと説明し建設費について理解を求めたらいい。
もしも(先進的技術力はないが)高いデザイン力で勝負するというのならそんなプランは再考した方がいいと思う。
どうも主催者側は建設費高騰に対する危機感がなさ過ぎる。
口先だけで何とかなると思っているのではないだろうか。