通信業大手のKDDIがコンビニ大手のローソンに出資、三菱商事と共同でコンビニ経営に乗り出す。
ローソンを非上場化して三菱商事と同社の株をほぼ50%ずつ持ち合う。
三菱商事は元から同社の大株主だったから新たにKDDIが経営に参加すると言った方が分かりやすい。
KDDIの狙いはいったい何だろう。
通信業の世界はスマホ市場がほぼ飽和状態で新規に加入者(=顧客)を増やすことが難しくなっている。
価格競争も新規参入の楽天モバイルが苦労していることから分かるようにもう限界に近付きつつある。
ここで目をつけたのは「無人店舗」かもしれない。
人手不足は今後間違いなく進む。
米国ではアマゾンなどが無人コンビニをテスト中である。
無人コンビニであればここに新たに通信需要が発生する。
コンビニに経営参加すればこの通信需要は独占できる。
リアル店舗がネット社会で第2の創業期を迎える。
KDDI(と三菱商事、ローソン)はこれからどんな果実をいかほど収穫するのだろうか?
コンビニの進化は弛まない。