吉本興業の行動が世間の耳目を集めている。
所属のお笑い芸人の性加害疑惑が明るみに出た際同社はいち早く「(報道されている内容は)事実無根」と会社の見解を発表した。
筆者はあまりの準備によさに驚いたものだが数日後には前言を翻して「事実確認を行う」とか?に修正された。
企業のコンプライアンスやガバナンスのあり方を助言する社外の有識者・機関の意見を取り入れたものと噂されているがこれがフツーの会社なのだ。
我が子を庇いたい、信じたい気持ちはよく分かる。
併せて我が会社を守りたい、リスペクトされたいというのも当然の心情だ。
しかし誠実で正直であることは良き企業市民としてもっと大切なことだ。
その意味でこのたび同社がとった行動はよかったと思う・・・、これでフツーの会社になったのだ。
さてこれから求められるものは何か?
出来る限り早く事実関係を解明しどんな結果になるにせよ会社のスタンスを明らかにすることだ。
裁判結果を待っていてはいけないと思う。
世間はそれを見守っている。