旧統一教会との関連で一般人にはなかなか理解できない不安定な答弁を続けていた経済再生相が辞任することになった。
本人からの申し出なのか、首相からの更迭命令なのか、残念ながら確認する術はない(笑)が1つ言えることは任命責任者たる首相の政権リーダーシップ不足は一層顕著になったことだ。
任命責任を問われた首相は「当面の経済対策を遅滞なく行っていくことで責任を果たしていきたい」の見解を述べていたがこんな当たり前のことを今さら言っても何のつっかい棒にもならない。
もう十分遅れているのである。
この日が来るのが分かっていながら国会の一定期間を空転させてしまったことをどう考えているのだろうか。
財政諮問会議も一度流会となってしまったしねぇ。
首相の判断が遅れた原因に「辞任ドミノを恐れた」という説があるがそんな不確実な事象の為にいま緊急性が望まれる経済対策を遅らせてはいけないと思う。
「聞く力」だけでは首相の座は務まらないのである。
他方、辞任することになった前経済再生相も「いばらの道」が待っているように思う。
もう少し早く辞めておけば「傷ももう少し浅かったろうに」と思うのは筆者だけではないだろう。
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