マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

英議会の安楽死法案可決に思う

2024-12-01 08:56:26 | 高齢者社会
英国議会が終末期患者の安楽死を承認する法案を可決した。
法案は余命半年以内と診断された患者が自らの選択で死ぬことが出来るというものだ。
英国では9年前にもやはり安楽死を認める法案が提出されているがこの時はアッサリと否決された。
この9年間に一体何があって国民の意識をどう変わったのだろうか。

翻って日本は未だ安楽死は認められていない。
いつだったか、難病患者が医師を探して自らの死を選んだケースもあった(当該医師は当然罪に問われた)。
筆者には以前植物人間状態で長く眠り続ける高齢者を見て慄然とした記憶がある。
そろそろ我が国も考えられる条件(例えば本人及び家族の明確な意思表示など)を付したうえで安楽死容認に舵を切ったらどうだろう。
生命の尊厳さと本人や家族の意思、様々な環境とのバランスを取っていく必要があるのではないかと思う。
諸外国なども大きく動いている。
オランダでは元首相夫婦が手を握り合って静かに死途に赴いた。
そういう人生が許容されてもいいのではないか、と思うのである。

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