今日9月18日は「敬老の日」ということだが端的に言ってあまりピンとこない。
もっとも「敬老の日」が国民の祝日として制定されたのが1966年だから当時と現在では随分環境が違う。
高齢者とは一般に65歳以上を指すようだが日本では総人口の29%強を占める。
そしてその高齢者の多くがリタイアしているかと言えばそうではない。
総務省の統計によれば65~69歳の就業率は50.8%、70~74歳のそれは33.5%とこの10年で大きく変化した。
悠々自適の高齢者であれば「敬老」という言葉もしっくりくるが果たして勤労高齢者は周囲からどの程度尊敬されているのだろうか。
勤労高齢者が増加している背景には産業界全体の人手不足や勤労者自身の生計費確保などもあるようだからなかなか昔のような敬老精神を享受していないのではないか、という気もする。
むしろ社会の片隅では「嫌老」ムードすら懸念せざるを得ない今日この頃ではないだろうか、決してこんなことがあってはいけないのだが・・・。
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