このところSNSを介した中傷事件が世間を騒がせている。
かってインターネット普及の草創期に「(インターネットは)無名、無力な市民に強力な情報発信力を提供することになるだろう」と言われていた。
それまでは新聞にしろテレビ・ラジオにしろ強力な情報発信は相応の大資本でなければ難しい、とされていたからねぇ。
しかしコンテンツさえ魅力があれば誰でも大規模情報発信元になれるようになった。
その1つの例が「インフルエンサー」なのだろう、・・・結構な収益も期待できるらしい。(笑)
この傾向は多くの場合社会や経済にプラスに働くが負の側面を持つことにも注視しなければならない。
その1つの例が「誹謗中傷」投稿である。
最近では芸能人が同僚である芸能人を茶化すとか、アスリートが匿名で「(同じアスリートに)引退を迫る」なんてことがあった。
そうそう、グーグルマップ上に自動的に表示されるクリニックや飲食店の口コミ投稿もとんだ騒動になったねぇ、いや今も現在進行形かな?
ただこの種の問題は憲法上の「表現の自由」もあって客観的にその是非を判定するのが困難な面もある。
結局、判例を始め様々な経験を積み重ねていくことによって世論や一般常識を醸成していくことが重要なのだ。
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