昨日政労使会議なるものが開催されたようだがそれに先立ち各労使交渉の現場ではもう「満額回答」が相次いでいる。
「筆者の知っている企業で満額回答以外の会社ってあったっけ?」という感じである。
三菱重工はなんと49年ぶりの満額回答だっていうし、・・・もう経営側もみみっちいことを言っておれない雰囲気である。(笑)
しかし手放しで喜んでいる場合ではない。
このブログで何度も指摘したことだが中小企業がカヤの外に置かれてはいないか、ということだ。
大企業はそれなりに収益力があり内部留保も潤沢なところも多い。
しかし中小企業は賃上げしようにもその原資にこと欠くところが少なくない。
無理して賃上げを実施しても会社が傾くようなことがあれば元も子もない。
下請けGメンが頑張れば、といってもそれは大企業の下請け関係にある企業が該当するだけであって多くの独立事業者にとっては無縁の話だ。
気がかりなのは今春闘で恵まれた労働層とそうでない労働層の格差が一層広がることだ。
この問題は昨日開かれた政労使会議で論議されたのだろうか。
政府の役割や仕事はまだまだ続く。
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