あれはもう7~8年前あるいは10年近く前の話だっただろうか、我が家に出入りしていた生命保険の営業職員がつぶやいた一言が忘れられない。
それは「生命保険の販売方法もこれからは考え直さなくては」というものだった。
当時すでにネット生保も現れていたし「保険の窓口」的な複数社の保険商品をモール内の店舗で盛んに宣伝営業活動を行っていたのだ。
筆者も全く同様に時代の変化を感じ取ったものだがそれでもまだ従来型の生保営業職員は増え続けた。
そして4年前にようやく生保営業職員数はピークを迎えこの3月にはピーク比で約1割減少となった。
誤解を恐れず言えば、あるいは反発されることを承知でいえば「まだ生保営業職員は結構頑張っているんだねぇ」という印象である。
市場の競合環境が変化しAIなど新技術が登場してきた。
これは直観だが「もっとドラスティックに営業現場が変わってもいいのでは」と思うが現場ではいかなる変化がみられるのだろうか。
既に営業職員数以上に大きな質的変化が起きているのか、はたまた職員の再配置計画が追いついていないのか、それとも無用の変化を必要としないほど業績が盤石なのか、・・・門外漢はただただ首をかしげるだけである。
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