マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

イトーヨーカ堂の北日本全店撤退に思う

2024-02-11 09:14:16 | 経済

GMS大手のイトーヨーカ堂が北海道・東北・信越の全17店舗を近く閉鎖するという。

地方のスーパー経営環境がここまで悪化しているとは驚きだ。

ふと思う出したのが十数年ほど前だっただろうか、地方都市に存在するデパートが次々に閉鎖に追い込まれた現象だった。

時は流れて今度はGMS(総合スーパー)の雄が北日本とはいえ一斉退店に追い込まれた。

結局地方経済の疲弊がじわじわと進んでいるのではないか。

かって田中角栄元首相が「日本列島改造論」を著し均衡ある地方の発展を提唱したことがあった。

基本的にこの考え方は間違っていない(建設業界への利益誘導という下心を別にすれば)と思う。

翻って現下の我が国の経済は緩やかに東京一極集中傾向にある。

ということは地方ではいずれモア・エッセンシャルな業種まで撤退が進むということだ。

今回のイトーヨーカ堂の一斉閉鎖はその兆候の1つに過ぎないのだ。

我が国の「地方創生」政策は依然確たる成果を生んでいない。

政府は「少子化対策」とともに「地方創生」にも火の玉となれよ。

 


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