安倍元総理が非業の死を遂げてから10日間ほど経過した。
オーナーが不在の安倍派は国葬までの派閥の名称を変えずに会長空席のまま集団指導体制でいくことを確認していた。
それはそれとして改めて政治家と宗教団体の関係を考えてみた。
票の欲しい政治家と信者を増やしたい宗教団体、まさに利害が一致する両者は必然的に結びつきやすい間柄だ。
ゆえに相互に献金しあう関係も多々見られるのも当然だろう。
しかし今回のように宗教団体が信者から日常生活が破綻をきたすまで多額の献金を集め(教団側は決して強制ではないと主張しているが)結果として多くのトラブルを生んでいるとなると話は別だ。
安倍元総理がどこまで当該宗教法人の状況を把握していたのか不明だが3年前上部組織(友好団体?)のイベントで団体トップに対しビデオレターで「総裁に敬意を表したい」とやっていた。
一部では反社組織ともいわれていた団体のトップに対しこの最大限の賛辞はないだろう。
むろん犯罪行為を肯定するつもりはないが安倍元総理が今回の出来事に対し100%罪がないとも言い切れないと思ってしまうのだ。
全ての政治家は常に宗教団体の真の姿に細心の注意を払わねばならない。
特に「負」の部分を、ね。