25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

同人誌がきた

2017年06月01日 | 日記

 及び腰のマスコミにあきれ、提灯持ちジャーナリストテレビコメンテーターの一人が画面から姿を消し、法廷に行きそうなので、ちょっとは胸もすっきりしたが、大の大人が権力にもの申すことができないのは情けない。官僚や同じ党の若手議員たちも何も言わない。獣医学部が国家の戦略特区などというのはちゃんちゃらおかしいではんしか。シリコンバレーのようなものを作るというのならともかく、国や世界に進展していく産業を育てるものではなく、第三の矢の国家戦略特区のひとつが獣医学部である。

 村上春樹の「騎士団長殺し」を漸く読み始めた。現在のところ、と言っても、プロローグと第一章のみだが、村上ワールドが炸裂している。楽しみに一晩2章くらいづつ読んでいくことにしよう。

 同人誌が出来上がってきた。ぼくは「池袋母子餓死事件」を題材にした「残された日記」というのを書いた。本当は1999年頃の事件である。それを2017年に置き換えてみた。すると、世の移り変わりがくっきりと見えた。当時のこの事件で、区の福祉係のものも批判された傾向があったが、現在では、より福祉行政もより手厚くなり、このような確信犯的な事件を起こすことの方が難しいように思える。

  書きながらちょっと無理があるかな、と思いながら、それもよしとするかと考え、障害のある子供を抱え、ともに歳をとっていく貧困の母子はどこにもいそうな現代であるからである。この母の意志して餓死したのは当時りっぱなことだと思ったのだった。そういう死にかたも今はできにくくなっている。それはたぶんいいことなのだろう。

 ぼくの知り合いの女子に弟が重度の障害をもち、やがて両親が先に逝ってしまったら、彼女が面倒をみていかなければんらないと強く思っている。だから、大阪以外の土地の人とは結婚しない、と思っている。どうなるのだろう。