人の脳は割ってみてもわからないが、出してくる言葉によって、この程度のことくらいしか考えてないんだ、と思うときがある。といって、その人はぼくの知らない分野で、深く、広く知っているかもしれない。だからやっぱり人はわからないものだということになる。
例えば、どうして、国会議員で、防衛省大臣が都議会の選挙応援で、防衛省、自衛隊、自民党が応援しています、と演説する馬鹿がいる。この大臣は自衛隊員にも、選挙する自由があるといことが頭にないらしい。司法試験にも合格した法律の専門家である。
呆れてものが言えないとはこのことだ。読売新聞の編集長の脳の中も覗いてみたいものだが、僕らが戦後学んできたことは、権力はチェックされなければならない、ということだ。マスコミが権力に同調を始めると悲惨なことになると知っている。
憲法は国民が権力をチェックするための原理法である。このことは肝に銘じたい。