昨日のうちに梅雨入りと宣言しておかないとしばらく天気がよいので、宣言がずれてぢまうと、気象予報士が言っていた。紫陽花も咲いてきたことだし、梅雨時期の過ごし方があるというもので、じかもこの日本は季節感も重要なのだろう。
佐川急便の正社員、ファーストリテイリング(ユニクロ)は週休3日制を導入するという。週休3日制はいいのだが、子供をもつ親は子供の学校のため遠出はできない。
いっそ日本にも、一ケ月の休暇がとれるようにしたらどうなのだろう。フランスはやっているのだから、制度とし無理はないということだろう。アメリカ人はよく働くし、日本人もよく働くので、このテーマは上がってこない。
現在の社会生活はシャリング経済の予兆がみえる。家のシェアリングに始まり、車のシェアリングがでてきたと思ったら自転車までシャアリングする。デンマークだったかスウェーデンだったか、労働のシャアリングが行われている。
すでに、一部の会社や社員はマルクスが予想したような社会になりつつある。改札での切符切りや電話番号案内の仕事がロボット化したように、どの産業においてもロボット化、経理や情報のやり取りがロボット化されるのだろう。
サービス産業でもこのロボット化は急速に進むことだろう。製造業ではロボットを作るロボットが現れ、農村の田んぼでは耕作から、苗の植え付け、刈り取りまで全部することだろう。
耕作地の狭い日本は広い耕作地をもつ国にロボットを提供して、その代わりに作物をもらう。このような贈与経済も始まってくることだろう。
財産が一兆円ある人とその日暮らしていけるお金がほどほどにあって、将来への蓄えも適度にある、という人との幸福の差はいかほどのものか。人間が緊張もし弛緩もして神経をうまく使えて、やることがあって、楽しくやれる上限のお金もこの頃はわかってきているように思える。
一ケ月休みをとったって、どうということはないように思える。現に、週休2日で、祭日が休み、盆と正月休みに有給休暇を足してぢまえば一ケ月の休みはとれるはずだ。
佐伯啓思がこのごろよく言う「縮小社会」に休み方改革も入れればいいと思う。