今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

うどん

2010年01月20日 | 素材
最近白いご飯があまり好きではなくなった。(気がする。)
そんなに、ツブツブしたの沢山食べなくても良いのかな~って。「メインより主張し過ぎる」という意味が解る気がした。
食べない日は無いのだけれどね。

今回、急にうどん(以下=「饂飩」)が食べたくなって強力粉で作ってみた。
饂飩って本当は薄力粉や中力粉を使って、一晩寝かせるんだけれど、
今すぐ食べないと死んじゃうっ!!て感じだったので、すぐコシが出る強力粉にした。
こういう時、パスタマシーンが1台あると結構便利だ。
マシーンの裁断寸法が選べない安物タイプなので、「タリアッテレ」みたいになったけれどやはり打ちたての感じがたまらなく美味しい。
茹でる時も、昔から「饂飩を茹でる時は梅干を入れよ」という古の方々の言葉がある様に、饂飩は「弱アルカリ性の微酸性で茹でる」と麺の溶け出しが少ない。これは「茹汁」が通る水道管の粉詰まりも少なくする環境対策なんだ。まあ梅干を入れなくても現代では有機酸(お酢)をほんの少し入れるだけでアルカリ性になるからそれで良いらしい。(因みに、「カンスイ」を含んだラーメンの麺を茹でた後の湯で、饂飩を茹でると「カンスイ」でアルカリ度が上昇して饂飩がボロボロになる。)

強力粉だけだと他のキッシュやピザなどの粉モノと比べ「小麦の香り」がもの足りない気がするので今回は薄力粉を少し混ぜてみると、ドンピシャっ小麦の風味も麺の中に味わえた。

因みに、今回の「加水率」は35%と饂飩にしては低い方なのかな?(加水率=粉に対しての水の量のことで、加水率が高いと麺がツル×2・シコ×2しているが伸びやすく、これが低いとスープをよく吸って伸びづらい)