今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

ツウな豚シロの食べ方とモヤシとの使い方!!(加筆修正済み)。

2022年10月18日 | 素材
豚の小腸であるシロは『素人』には少しツラいかもしれないが、
(大腸は「テッポー」)
昔、手羽先のさばき方を教えて下さった板前さん(もう鬼籍に入られている)が、うちの店に営業終了後に自身をリセットする為、呑みに来た時「ツウはこのシロで日本酒をやるんだ」と言っていて、最初は臭くてタレでも食べられなかったが・・・頑張っていたら今では好きになってしまった。
※クサイものが好きなんだよな・・・

①「串焼き」

お、(多分)ガツ(=胃袋・胃壁)だ、ラッキー、
ガツは使い勝手が良いから大好き!!

焼いて、ウマー~。。。
和辛子をつけてもいいだろう。

多少、『良く焼き』の方が臭みが少ない気がする・・・

グリルは熱い内に洗えば、サッと洗い易いので

洗ってしまおう。

②『煮込み』

まだ余っていたので、「煮込み」にしてみようと思ったが、自分は店で牛モツ煮込み近年オレンジ色はリンクのルール)しか作った事が無い・・・(虎ノ門で1番って言われたぐらいの煮込みだったが、親父がどうしても1番大切な部分を教えてくれずに亡くなった為、再現に4年以上かかったが・・・再現出来なくて頭を抱え・時には家の台所で夜中しゃがみ込むぐらい、再現をするのに本気でどれだけ苦しんだか・・・結果は簡単な事だったのだけれどね・・・)

でも【アノ感覚】で(玉ねぎ・人参・大根等を入れ)作ってみようー
茹でていないと出荷出来ないので(今は牛とかは違うのかな?俺達の頃は保健所で・・・)、茹でてはあるが一応灰汁を。
酸化する油脂分とか脂(油)が臭みの元でもあるのだよ・・・!!

それをこれでもかと生姜と、一応ニンニクで・・・(ニンニクは多過ぎてもダメ、芯は敢えて入れた、←アジア系のはワリと入れる事にしている)

(う~ん・・・、牛と違い何を入れようかなー?)とりあえず酒と(本当は先に方が良かったか)、

甘味をどうするか?、が問題だ、土手鍋や、あ〇ちゃんみたいに『甘辛濃くする方式』も味噌だけにアリだが、うちの店の煮込みや、月島の岸〇屋的な『キレがあるオシャレチック系』のも食べ易いし(濃いと飽きるから、ね・・・)、挑戦しがいがある!!

悩んだ結果、少しだけ砂糖を入れ、あとは玉ねぎや野菜類の甘味に頼る事にした・・・
その方が自然だから。
後から味を足す事は出来るけれど、引く事は出来ないし・・・

牛ではなく豚なので、鯖の味噌煮ではないが、下味で醤油を入れ、

煮込んでいく

最後の方に自家製味噌を入れる事で味噌の風味を熱で飛ばさない!!

(浸み込むからホンの少し気持ち薄くして・・・)
どうかな・・・おおおお、やはりデキるわ、こんな美味しい豚モツの煮込みを食べた事がない!!
悪いけれど、外で、牛モツだと思って豚だとちょっと・・・ドン引きをしたりするモノだが、
これは、、、牛程ではないとしても、これスゴいぞ!

野菜や香味野菜・味噌・醤油の(発酵の)「深み」で、

豚シロだと臭いのに、ご飯にかけられるぐらい臭く無かった!!!

(臭いのは平気だけれど)

③『モヤシと豚シロモツの甘味噌炒め』

最後は、モヤシを使って。
(モヤシって絵に書くとオモシロイんだよ

温めたフライパンにラードもどきがあったので溶かし、

洗って水を切ったモヤシを炒める。
好みで下味を付けてもオモシロイかもしれないが、味のアタック感が俄然変わってくるので俺は自然のまま、素材を活かしたいから、下味の選択をしなかった

あらかた炒まったら、本当は煮込みで食べたかったけれど『勉強の為に』余らせておいた煮込みをドバーっと。

丼に湯を少し入れ、グレービーの様な、こびりついた旨味成分をこそぎ落し、

(中華ではないんだし)あまり甘ったるいのは口内がベタ付くから嫌なので砂糖少な目と・味噌を溶いて

ダバーっとかけて

少し水分が多かったからフライパンを傾け、蒸発をさせながら:笑強火で炒め上げていく。

ご飯のおかずに「豚シロモツとモヤシの甘味噌炒め」(そんなに甘くは無いんだがね、野菜が甘いから、それも活かしたかった)とご飯。

唐辛子や豆板醤みたいなコ〇ッチャン的味付けもいいが、人間、濃いと飽きるし、辛いモノが嫌いな人も居るし、辛さによる食道癌・胃癌・大腸癌・脂漏性湿疹・アレルギーの『誘発』は避けたいから辛いのは、後で味変でイギリス料理みたいに自分で好きな量をかければいい。
それが食べる相手への尊重。

このままでも充分味はあるし、
味噌のコクと「発酵の深み」。
煮込みに入っている香味野菜(特にニンニク・生姜)のベースとなる風味。

煮込みの活用方法としても学ぶ事が出来たし、

キャベツとかを入れてもいいだろう。
(水分が多かったから、少しモヤシを加熱し過ぎたか・・・)

一晩でどのぐらい浸み込むのか観てみたいし・・・
調味料を沢山摂る事にもなるし、翌日以降のおかずとしても余らせておく。

 老子で言うところの「足るを知れ」ということか・・・

でも、美味しかった!!



スクリュー式のタッパとプラの捨てられるタッパ

2022年10月18日 | 調理器具
八百屋?青果?に詳しい方に南瓜の煮物を頂いたのだが、やはり野菜の使い方は上手だなー。甘いけれどギリギリの所『感性』で、味を置いてくる感じになっていて、美味しい!!
そしていつも作っている味だし、いつも食べられる味。
偶には他の人の味も食べてみると、自身には無かった視点で素材のポテンシャルの発見にも繋がるし、勉強になるなぁー。

(喉が渇きそうなホクホク系より、昨今流行りの水分がシッカリある系現代の給食とかもそうだと何かのメディアで見聞きした事がある。)
それで~、この器なのだが・・・その汁気をこぼさない様に、蓋が回転スクリュー式になっている。

タッパって(昔は)上に開けるモノが多かったから・・・
最初、既成概念で、あれ?開かない!!開かない!!って、内心焦ったが・・・、ハっ、回すんだね・・・と、気付いた・・・

シッカリ洗って乾かし、何か詰めて返却しなきゃ。

しっかし今日は野菜を摂ったな~(後がラク!!)、自然なモノを食べた後は市販のお菓子とかではなく、自然なモノが良かった!!

頂きモノの早生蜜柑なのだが、これ早生っていうより、甘い!

でも自然なんだ

後日、プラスチックのタッパで別のモノを頂いたが、

これだと返さなくてもいいから助かる。

お返しに何か入れないといけないと考えないとならなかったので。