伝統的なイギリス料理に「ハギス」というものがある。
羊などの動物の内臓を様々な香辛料やハーブとともに牛脂や胃袋に詰めて作り、好みでスコッチウイスキーを少量かけて食べる料理なんだが、
他人が失敗したタルトをなんとかしてくれと言う事で、見たら、練り過ぎて固くなり、焼いた時ピザやナンの硬いものや煎餅みたいになっていたので、どうしようかな?と考えていたら、
スーパーで半額の挽き肉と半額のシチュー等の煮込み用の牛肉超少量が売っていたので、これを買って、詰めようと思った。
その時に思い浮かんだのが「ハギス」だった。
残念ながらイギリスでは「ステーキ&キドニーパイ」しか食べて来なかったので、大人になってからハギスを知って日本で食べたんだけど、香辛料が効いていて、臓物系や挽き肉にはアリだな、理に適うと覚えていた。
流石に、牛脂や胃袋まで買って作ろうとは思わないので、
ふと、頭の中にたしか、中東の料理でこういうハギスに似た挽き肉料理があったなと、昔都内の中東料理の店で食べた(美味しいとか、美味しくないとか、高級とかではなく、学びに行く)料理にこんなのがあった気がした(世界の料理の本でみたのかな?)のを思い出して、
それって似ているから応用出来るかも?って思って、幸い自分で香辛料を調合してマサラを作っていた時の香辛料(カルダモン・クミン・クローブ・ブラックペッパー・その時作り過ぎて放置していたマサラ)が余っていたので、
なんとかやってみる事にした。
スパイスの調合って、①主成分(主体的に表現したいもの)+②同系色の補足(or強調とか前進)+③急カーブで真逆のパンチ(補足でどこまでもトンでってしまうモノをストップさせるブレーキの役目)でコントロールしていくのかなって気がして、そこに塩や辛味で味を付けていくというか、失敗やいろいろな経験からそんな気がした。
中東+スパイスということでインド=カレー=大航海時代のスパイス船=をイメージして頭から離れなかったので
カレーに使うチリパウダーが無かったので、輪切りの鷹の爪(だから種無し)をポロポロと7粒~10粒ぐらい油で辛味を抽出して、
↓
そこに個人的に、アレンジして玉ねぎを長細く切り、フライパンで、ほぼアメ色になるまで炒め(途中から水を入れて、たまにかき回しながら、お茶を飲んだり、別の作業を進めていた)、だいたいアメ色に近くなってきたら(この後も肉を炒めるから、その分の火入れを差し引いた)
↑↓
肉に塩とホワイトペッパーで軽く下味を付けたものを投入し、
↓
少し炒めたら、又水を少量入れて又少し放置(ゴメン、食材、料理ばかり作っている訳にはいかなくて、いろいろと他にもやる事があるから手が回らないんだ、シチュー用の硬い肉を煮る効果も必要だ)し、
↓
7.8割火が通ったら、
香辛料を投入(自分でマサラを作った時に、スパイスを少しコントロール出来るようになったので、今回は、中東風=インドも含め=にクミン6:カルダモン3.5:クローブがちょっとツライ臭いなので、以前作ったマサラがクローブが強過ぎたのでそれを代わりにして0.5=カルダモンとブラックペッパーの比率も増える訳だ=でサクッ混ぜて、余っている水分で粉ッ気を溶かす感じの程度で、すぐに塩とブラックペッパーで最後の味を調える。
味見して美味しかったら(そのままガパオみたいに白米にかけて食べたかったぐらい美味しかったが我慢。)
↓
その生地皿に入れて平均的にならす。
(生地皿に火が入り過ぎていなければ、一緒に入れてオーブンで焼いて一体感を求める所だが、悔しい事にこれ以上、オーブンで焼けば煎餅が本当に煎餅になる、古代ローマ以前のパンじゃないんだから。)
そして、このまま食べても良かったんだけれど、おそらくシツコイだろうし、日本人としてスコッチウイスキーは成功か失敗かも解らない料理(不味くは無いことは解っていたんだけど、イメージに本当に近付けられるか)に本格的な事をすると失敗の元だから、
↓
そうだ、冷凍しておいた粉チーズを乗せようと
(家庭じゃ使い切れないから冷蔵だけよりこうしておくと少しは保存が効く。)
思った所から、ピザッぽくね?と思い、細かく切ったトマトを散らした
(トマトソースや摩り下ろしたトマトにしようか?迷ったのだが、ここはトマトの果実感と水気、酸味が必要だ、たしか中東料理でもこんな感じだったような、パプリカの写真の色がマブタの奥に焼き付いているのか?まあ、いい、野菜も摂れるし、当初の予定からはブレていない、英国のハギス発想から、中東料理、カレー、イタリアのピッツァの要素が少しづつ、ズッキーニを入れたら、美味しそうだけれど、ハギスの要素が今度は損なわれて完成後の軸がブレると、迷走し失敗の元だと、バランスを上手くSelf Control。)
↓
チーズをハーフ&ハーフで散らして(チーズ無しの味も食べてみたいじゃない?)
日本の宅配ピザの重要な役割としてハーフ&ハーフという文化を拡げた事は凄く意義深い。
子供達にとってハーフ&ハーフは、涙が出る程、嬉しくて心ワクワクするものだ。
(うちは「ピザのチラシはあれは見るものだ」とマジで言われてきたので、友達の家でしか食べれなくて、自分でつくるようになったのだが、初任給で初めて食べたのも宅配ピザだったし、しかし間違って宅配ピザではなく、当時やっと広まり初めてきていた宅配ピッツァにしてしまい、そんな違いも解らなくて、少し何かが違うとガックリ、でも自分のお金で、好きなモノを好きなだけ食べてしまう事を覚えていたら身体を壊していただろうなと自分を省みる。)
↓
生地皿をオーブンに入れられないので、レンジでチン(香りを飛ばしたくないから、温め時間を自分でセットして、トマトにやや半分火が通るぐらいで。翌日食べた時はいいやと普通に温めスタートに自動でしたけれど、美味しかった。)
↓
完成。(もう少し火を入れてチーズを溶かしたいけれど、火を入れ過ぎるとスパイスの香りが飛ぶから)
美味い、間違いない。
今回、世界の料理は繋がっている事を強く実感した。
ボブマーレーの「ONE LOVE」で。「Let's♪↑ get♪↑ together♪↑~」
ああ、又、自由に書いてしまった。
ところで、イギリス料理のハギスは何処へ行ったんだ?
チーズではなくてレモンをかけて、カレーっぽさを減らし、オリーブオイルとレモンをかけるとスペイン料理っぽくなるか。
すこし、トルコ料理とかが世界3大料理として言われる事も実感、
きっと、その土地・その土地で獲れる食材を使い形を変えながら、料理って形を変えてハギスへと辿り着いて行ったんだろうな。
羊などの動物の内臓を様々な香辛料やハーブとともに牛脂や胃袋に詰めて作り、好みでスコッチウイスキーを少量かけて食べる料理なんだが、
他人が失敗したタルトをなんとかしてくれと言う事で、見たら、練り過ぎて固くなり、焼いた時ピザやナンの硬いものや煎餅みたいになっていたので、どうしようかな?と考えていたら、
スーパーで半額の挽き肉と半額のシチュー等の煮込み用の牛肉超少量が売っていたので、これを買って、詰めようと思った。
その時に思い浮かんだのが「ハギス」だった。
残念ながらイギリスでは「ステーキ&キドニーパイ」しか食べて来なかったので、大人になってからハギスを知って日本で食べたんだけど、香辛料が効いていて、臓物系や挽き肉にはアリだな、理に適うと覚えていた。
流石に、牛脂や胃袋まで買って作ろうとは思わないので、
ふと、頭の中にたしか、中東の料理でこういうハギスに似た挽き肉料理があったなと、昔都内の中東料理の店で食べた(美味しいとか、美味しくないとか、高級とかではなく、学びに行く)料理にこんなのがあった気がした(世界の料理の本でみたのかな?)のを思い出して、
それって似ているから応用出来るかも?って思って、幸い自分で香辛料を調合してマサラを作っていた時の香辛料(カルダモン・クミン・クローブ・ブラックペッパー・その時作り過ぎて放置していたマサラ)が余っていたので、
なんとかやってみる事にした。
スパイスの調合って、①主成分(主体的に表現したいもの)+②同系色の補足(or強調とか前進)+③急カーブで真逆のパンチ(補足でどこまでもトンでってしまうモノをストップさせるブレーキの役目)でコントロールしていくのかなって気がして、そこに塩や辛味で味を付けていくというか、失敗やいろいろな経験からそんな気がした。
中東+スパイスということでインド=カレー=大航海時代のスパイス船=をイメージして頭から離れなかったので
カレーに使うチリパウダーが無かったので、輪切りの鷹の爪(だから種無し)をポロポロと7粒~10粒ぐらい油で辛味を抽出して、
↓
そこに個人的に、アレンジして玉ねぎを長細く切り、フライパンで、ほぼアメ色になるまで炒め(途中から水を入れて、たまにかき回しながら、お茶を飲んだり、別の作業を進めていた)、だいたいアメ色に近くなってきたら(この後も肉を炒めるから、その分の火入れを差し引いた)
↑↓
肉に塩とホワイトペッパーで軽く下味を付けたものを投入し、
↓
少し炒めたら、又水を少量入れて又少し放置(ゴメン、食材、料理ばかり作っている訳にはいかなくて、いろいろと他にもやる事があるから手が回らないんだ、シチュー用の硬い肉を煮る効果も必要だ)し、
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7.8割火が通ったら、
香辛料を投入(自分でマサラを作った時に、スパイスを少しコントロール出来るようになったので、今回は、中東風=インドも含め=にクミン6:カルダモン3.5:クローブがちょっとツライ臭いなので、以前作ったマサラがクローブが強過ぎたのでそれを代わりにして0.5=カルダモンとブラックペッパーの比率も増える訳だ=でサクッ混ぜて、余っている水分で粉ッ気を溶かす感じの程度で、すぐに塩とブラックペッパーで最後の味を調える。
味見して美味しかったら(そのままガパオみたいに白米にかけて食べたかったぐらい美味しかったが我慢。)
↓
その生地皿に入れて平均的にならす。
(生地皿に火が入り過ぎていなければ、一緒に入れてオーブンで焼いて一体感を求める所だが、悔しい事にこれ以上、オーブンで焼けば煎餅が本当に煎餅になる、古代ローマ以前のパンじゃないんだから。)
そして、このまま食べても良かったんだけれど、おそらくシツコイだろうし、日本人としてスコッチウイスキーは成功か失敗かも解らない料理(不味くは無いことは解っていたんだけど、イメージに本当に近付けられるか)に本格的な事をすると失敗の元だから、
↓
そうだ、冷凍しておいた粉チーズを乗せようと
(家庭じゃ使い切れないから冷蔵だけよりこうしておくと少しは保存が効く。)
思った所から、ピザッぽくね?と思い、細かく切ったトマトを散らした
(トマトソースや摩り下ろしたトマトにしようか?迷ったのだが、ここはトマトの果実感と水気、酸味が必要だ、たしか中東料理でもこんな感じだったような、パプリカの写真の色がマブタの奥に焼き付いているのか?まあ、いい、野菜も摂れるし、当初の予定からはブレていない、英国のハギス発想から、中東料理、カレー、イタリアのピッツァの要素が少しづつ、ズッキーニを入れたら、美味しそうだけれど、ハギスの要素が今度は損なわれて完成後の軸がブレると、迷走し失敗の元だと、バランスを上手くSelf Control。)
↓
チーズをハーフ&ハーフで散らして(チーズ無しの味も食べてみたいじゃない?)
日本の宅配ピザの重要な役割としてハーフ&ハーフという文化を拡げた事は凄く意義深い。
子供達にとってハーフ&ハーフは、涙が出る程、嬉しくて心ワクワクするものだ。
(うちは「ピザのチラシはあれは見るものだ」とマジで言われてきたので、友達の家でしか食べれなくて、自分でつくるようになったのだが、初任給で初めて食べたのも宅配ピザだったし、しかし間違って宅配ピザではなく、当時やっと広まり初めてきていた宅配ピッツァにしてしまい、そんな違いも解らなくて、少し何かが違うとガックリ、でも自分のお金で、好きなモノを好きなだけ食べてしまう事を覚えていたら身体を壊していただろうなと自分を省みる。)
↓
生地皿をオーブンに入れられないので、レンジでチン(香りを飛ばしたくないから、温め時間を自分でセットして、トマトにやや半分火が通るぐらいで。翌日食べた時はいいやと普通に温めスタートに自動でしたけれど、美味しかった。)
↓
完成。(もう少し火を入れてチーズを溶かしたいけれど、火を入れ過ぎるとスパイスの香りが飛ぶから)
美味い、間違いない。
今回、世界の料理は繋がっている事を強く実感した。
ボブマーレーの「ONE LOVE」で。「Let's♪↑ get♪↑ together♪↑~」
ああ、又、自由に書いてしまった。
ところで、イギリス料理のハギスは何処へ行ったんだ?
チーズではなくてレモンをかけて、カレーっぽさを減らし、オリーブオイルとレモンをかけるとスペイン料理っぽくなるか。
すこし、トルコ料理とかが世界3大料理として言われる事も実感、
きっと、その土地・その土地で獲れる食材を使い形を変えながら、料理って形を変えてハギスへと辿り着いて行ったんだろうな。