今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

基本のトマトソースパスタ

2015年11月17日 | 素材
トマトソースが余っていたので、基本のトマトソースパスタにしてみた。

特に何の変哲もないパスタなんだけれど、

味も、具が入っていないから物足りないし、ゴットファーザーのロバートデニーロの若かりし頃の古びた貧困の中で日々生き抜くイメージとかアタマの中に浮んだり。

とりあえず、オリーブオイルやチーズをかけた部分を試しているうちに、なんかチーズとかコクがもっと欲しいなと、耐えられなくなってきたが、熱いうちにかけて、冷める過程で風味が浸み込むのが良いんだよね、そんなことを考えていると、ふと、なんで乾燥チーズなるものがあるか?強く痛感出来る気がした。

基本、フレッシュチーズの方が好きなので、なんであんな硬くて塩辛いチーズがあんだよ?BARのおつまみなら、大好きなフレッシュチーズだけで良い(熟成させたミモレットとかは好きだが)と、若い頃は憤慨していたのが、
こういうシンプルな料理を食べると、日持ちがして、とっさに削って入れられる、乾燥チーズの有り難さを強く実感し、納得した。

基本の基本を食べてみると、私達が生まれる前のいろいろな事が解って、温故知新じゃないが、新しい事を知る事が出来る。


〈その後〉

これぞ、みんなの夢、オレンジ色のフルーツトマトが半額だったので、それで大さじ1のタマネギ(スッと歯が通るまで炒めること、シャリシャリさせない)と共にトマトソースを作ってみた。
(なんかカルボナーラみたいな色になってしまったが、味は全然違う。)

混ぜ物の入っていない大自然の絶景を思い起こす味だった。
自然のモノってスゴイ。



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