今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

グラタンドフィノワーズ(グラタン・ドフィノワーズ?個人的には「・」を入れたい)。

2017年09月28日 | 今日の料理
ジャガイモに芽が出始め、牛乳の期限がきそうだったので、

フランスのオフクロの味、「ドフィノワーズ」を作る事にした。
・これは少し古くなったジャガイモノの方が甘味が出て良いらしいので今回丁度良い。
・他のジャガイモ料理と違って水に晒さないで、ジャガイモのをデンプンを活用する面白い料理
・オーブンは軽く予熱しておく。

ジャガイモを洗って

皮を剥き(水に晒さない)、芽を取って

スライスする(怪我しないように、おおまかにザザッとでいい、スピード命だ)・・・ボウルに入れてしまった方が良かったな・・・。

塩・胡椒で

よく混ぜて軽く下味を付けて

ナツメグを少々ふりかけて(少量ね、沢山かけると苦味が出るから)

又混ぜ、

鍋にジャガイモとヒタヒタになるぐらいの牛乳を入れ(うっ、ちょっと足りないか?頑張れば出来る・・・)

中火~弱火でジャガイモに含まれるデンプンでトロミが付くまで今回は牛乳が少ないから煮立ったらすぐ弱火(更に今回牛乳の量が少なかったので蒸発しないように菜箸を挟んで蓋をした

鍋でデンプンを抽出している間に、ニンニクの上部を切って

切り込みを入れ

皿に擦り付け風味を移動させる(ニンニクが勿体無いので最初からそのまま鍋の方にスライスして入れる人や、潰して入れる人、擂って入れる人など、色々居るから、そこはお好みで、ただ中心の「芯」はあったら取った方が良いかも)

その皿にトロミが付いた牛乳とポテトのフィリング(?)を入れて(おお~、グラタンっぽくなったよ~・・・この後オーブンで更に火を入れるので多少ジャガイモが硬くても大丈夫、多少だけれど硬さはお好みで調整

チーズを散らし(溶ろけるチーズが少なかったので、普通のスライスチーズも少し千切って散らした)

180度~250度(←随分差があるな、ま、上面が焦げない程度)オーブンで20分。
自分は250度で20分にした。世の中は180度で20分の人が多いみたい、そのオーブンの性質や外気の温度にもよるのかも(フランスはディズニーランドを設置出来る1番北の国と言われているし、列に並ぶのが寒いんだろうな)

そんな寒い時に熱々のドゥフィノワーズが美味しい。

洋食ではこのドゥフィノワーズをメイン料理の添え物にするらしいが・・・日本人ならこれがメインだな(っていうーか主食でもアリっちゃアリだ・・・)。

スゲー、美味しい・・・、ニンニクが丁度良い感じで効いている。
ワインとか合いそう・・・あまり詳しくないから自分は白って気がするけれど、赤も別に100%間違いでないだろうな。
だからってワザワザこの為には飲まないけれど。

昔から頑張った日、良い仕事が出来た日しか飲まない様にしているんだ
(やり切った後のお酒は美味しいけれど、人間ずっと走り続けられる訳でもなく、なんか日々の疲れてやる気が無くダラダラしていた日の酒ほど、なんか苦くて不味い味は無い気がするから)。
※あ、別にこのドゥフィノワーズを作っている時が手を抜いていたという訳ではないからっ!!

鍋の段階でローリエ(←仏語、「ローレル」がスペイン語や英語、「ベイリーフ」が英語、日本語だと「月桂樹の葉」or「月桂葉」)やローズマリーを入れる人もいる。

まさに家の味。

 もう1個ドゥフィノワーズの作り方を学んでおこう(これはチーズを使わないで生クリームを使う作り方の方だ)

ジャガイモ小ぶりなの3個を洗って、皮を向き(芽を取って)、軽くすすいで、

スライサーで薄く。

きれいな布巾の上に乗せて水気を切り(重なっていて良いのかな?)

オーブンを温めておいて

ミルクを100・・・

そうだ!!、この中で作れないかな?(←そうすればボウルを洗わなくて良いから洗い物が1個減る!!)と卵を入れて

かき混ぜ(最初に入れれば良かったな、卵って50mlなのな・・・)牛乳をクリームの倍量入れようとしたら50mlはみ出してしまう!!(これはダメだ、やはりボウルで)

ボウルに移して、ナツメグ少々・塩・胡椒で軽く味付け。

グラタン皿にニンニクを塗る。

バターを塗る(有塩ならボウルの中のアパレイユ液の塩加減を気を付けて!!)

良く混ぜたアパレイユ液を軽く敷いて

ジャガイモを少し敷いたら軽く塩・胡椒(←この繰り返しの作業をひたすら繰り返す!!)

なんとか最後にアパレイユ液をかけて全部(←ワリと時間がかかるからオーブンの余熱は少し後でやった方が良い)

160度~180度のオーブンで30分。あまり熱いと卵に「す」が入ってしまうので160度にしてみた。

20分ぐらい経って様子を見てみる

揺らしてみるとアパレイユ液が揺れるのであまり固まっていない、陽気が寒いからか、液が多いからか?、様子をみて180度にして時間も15分追加。

最初から180度でやれば良かったな。

う~ん、時間がかかった分、卵がやや固まった様な・・・塩、胡椒もイマイチ足りないし(階層を重ねる時の塩はワリと入れて良いんだな・・・)、濃過ぎると修正効かないからな~、このやり方は難しい。

少し野暮ったい味になったかな・・・

中学生がフレンチの本を見て作ったって感じの味。
後でイギリス料理みたいに塩・胡椒を足したら結構良い味になった。

この作り方だと・・・
・焼き加減の様子をみるって事が大事
・味付けは何回か作って全体の塩と胡椒の量を決めておくと良い
・ナツメグは入れ過ぎない(←今回手元が狂って、失敗を防ぐ為に匙に入れてから溶けば良かった、計量出来たし)
・余熱で火が入るけれどシッカリ火を通さないと結構、ジャガイモに火が入るまでに時間がかかる。
※牛乳で煮た方が簡単で失敗が少ないかも

げ、布巾がアクで色付いてしまった。

あ、でもすぐ落ちたわ。

いつも、こすり付けたニンニクが余っちゃうんだよな・・・どうするんだろ?これ?

まかないのパスタかな?それともニンニクオイルに使うのかな?
(そうすると他のレシピみたいにすって入れるとか?刻んで入れるとか?が無駄が無いのなのかな・・まあ、でも一応、基本は皿に塗り付ける)

当然メインというか主食でも食べ切れないので、冷蔵庫に入れておいて、悪くならない期間で好きな時にレンチンして食べるのだが、チーズを乗せて2回チンしたら美味しかった。

上手く作ればもっと美味しいのかもしれないが、やっぱりグラタンはチーズが乗っていた方が自分は好きかな(チーズの塩気も丁度良く足されるので胡椒だけにした)。

 グラタン皿などに使う昔の陶器は焼成温度が低く割れ易かったので、ニンニクをこすり付けて「割れないように!!」とおまじないをかけていたという事&ニンニクによる殺菌効果も期待されていたのではないかと言われている。
これマメな。

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