エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

平手神酒に会ってきました!

2010年06月18日 | 旅行
佐原の水郷に出かけてきました。
潮来笠の潮来が水郷としては有名ですが、佐原も水郷であります。

橋幸男の「潮来笠」が水郷は潮来!といったイメージを日本人に植え付けてしまいました。



あやめの花の中を行く観光の猪牙舟・・・サッパ舟である。

ぼくは潮来より、佐原により郷愁を覚える。
演歌「大利根月夜」が潮来笠よりも強く心のどこかに植え付けられているからなのだ・



利根川である。

千葉道場を破門になった剣客・平手神酒(ひらてみき)は都落ちして佐原に流れ着く。
ご当地のやくざ「笹川の繁蔵」の用心棒として身をやつすのである。

歌の中に「男 平手と もてはやされて、今じゃ 浮世を 三度笠」というのがあります。
またモノローグとして「佐原囃子が聞こえてくらあ!思い出すなあ、お玉が池の千葉道場
平手神酒も いまじゃやくざの用心棒」と語らせます。



佐原の水郷風景である。

侮ってはいけない。
この佐原囃子は、神田囃子、京都祇園囃子と並ぶ日本三大囃子の一つなのである。



佐原という土地は、そうした男の純情と悲哀が埋まっている土地なのである。



この田園風景は豊かな水がもたらせたのである。
どこまでも広がる水田。

この佐原の田園はまだ荒れてはいない。




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                     荒野人