エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

四谷、インドカレーのお店

2010年06月19日 | グルメ
四谷と言えば、白亜の迎賓館である。



内部を見学する機会は皆無に等しいけれど、清掃のボランティアで内部に入ることが出来るはずである。
皇居の清掃も同様であり、かつては清掃が終わると菊の御紋のある菓子とかタバコが頂けた。
今でもそうであろうか?

これは現在という時点では、確かな情報ではない。



四谷の周辺は緑が多いのである。
それは駅の近くに通っている江戸城のお堀が、未だに満々と水を湛えているからと思惟される。



四ツ谷駅自体も深い木々の中にある。
誰も収穫しない枇杷の実が黄色く熟れている。
この周辺を棲みかとする鳥たちが啄(ついば)むのを待っているのである。

四谷駅をベースとする大学も多いのである。

この四谷駅から徒歩で4~5分の脇道にあるインド料理専門店で娘と二人して夕食を認(したた)めたのである。



リトル・インディアというお店である。
ぼくも娘もはじめての店である。

店の中の写真は他のお客さんがいたので遠慮申し上げたのである。



インドの家庭は写真とか額縁、こんなに高い所に掛けるのだろうか。
この掛け方は初めて拝見した。

さて、カレーである。



娘はナスのカレー、いわゆるキーマ・カレーである。
食べた感じは、皮が硬かったらしいけれど、味はなかなかであったという。



ぼくはインドカレーの王道「マトン・カレー」をいただいた。
これは絶妙な味であった。
マトンの臭いは全く無く、しかもトロトロに煮込まれて肉をはじめとする具材が渾然一体となっている。



加えてナンが美味いのである。
あまりの美味しさに、テイク・アウトをお願いしてしまった。

甘く、パリッとした食感、それでいて中はしっとりとしている。
思わず唸ってしまったのである。



完食である。
四谷の裏通りや脇道「恐るべし!」である。



裏通りにあった、瀟洒な家である。
訪(おと)ないを入れるまでの短い時間が楽しめる。
玄関までのアプローチがお洒落である。

なんとなく憧れる雰囲気である。





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