エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

魅惑のまどろみ

2010年06月21日 | 日記
まどろんでいる時の心地よさは何に例えたら良いのだろう。

例えば、午睡のひと時。
例えば、朝の二度寝。
例えば、そうした至福の時間が流れる瞬間。

そう、刹那とでも例えられる時間。



緑と赤のコントラストが「だるさ」を演出する風景である。



黄色が開いて、やはりこの色彩は「だるさ」を演出するのである。
シロタエ菊と聞いた。





         まどろむ


      梔子の花が白いのは
      罪である

      梔子の花が放つ芳香は
      媚惑する精神の崩壊である

      梔子の庭で
      まどろむ

      梔子の匂い立つ芳香で
      装うのはぼくの原罪

      梔子の初夏が
      やがて赤い実の秋を予感させる

      梔子のもの憂いまどろみ
      に憧憬する

      梔子の媚惑する
      もの憂いまどろみに縛られてしまえ

      梔子の魅惑のまどろみ
      ああ
      その芳香に
      ぼくは漂泊する





まどろみには木漏れ陽が良く似合う。





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