エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

迷子のインコと木々の梢

2011年11月22日 | 日記
午前中は空気が冷たく清涼な大気であった。
その中を、ぼくは木々の梢を撮りに近くの公園に出かけたのであった。

最初の梢を見上げた時に、電信柱に何か貼っている女性がいた。



ここは、陸上のトラックである。
見ると、インコのウオンテッド・チラシである。

見てみると、新聞の折り込みチラシで記憶があるチラシであった。
「まだみつかりませんか?」
「はい、まだなのですが、このあたりで見かけたという電話があったものですから。」
というのである。



このインコである。
白いインコである。



「もしもいたら・・・と思って、子どもを連れて来ているのです。」
という。

こうした小鳥でも、最低で2キロ圏を飛んでいくと言う。
広い場合は5キロのケースもあるのだというのである。

こうして探してもらえるインコは幸せである。
いや、こうして探す飼い主の心は優しい。



梢は、もう寂しいし寒そうに感じる。
この迷子のインコが無事に保護されることを祈るばかりである。

基本データ
  セキセイインコ(メス)2歳
  羽色 白 腹部に青い模様
  名前 ティナ
  11月2日 午前8時半ころ 練馬区北町7丁目地域から飛び出てしまった

 ☆ベランダなどに来た際には窓を開けて部屋の中に入れてあげて下さい。
 ☆外に居る時に方や頭に止まったらそのまま部屋の中に入って下さい。
 ☆手で捕まえようとすると逃げてしまう可能性があります。

とのことである。

チラシには、飼い主の電話番号も記載されているけれどそれを転記する事は止めたいと思う。
もし見かけたら、このブログにコメント下さい。
すぐ対応させて頂きます。

気にかけて頂きたい地域ですが、練馬区内、板橋区内、和光市内の皆さん。

さて、梢である。
まずは黙って梢を見上げようではないか。









葉を落とし尽くしつつある・・・。





鈴かけである。

今日のテーマは梢である。
木それぞれの個性が梢に現れるのである。

梢・・・その言葉も美しいのだ。

ぼくはこの時期、木々のてっぺんを見上げつつ歩くのが好きだ。
変に尖った自分の精神を慰撫するかのように空を突くのである。





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 荒野人

末尾で恐縮だけれど、インコをお探しになっているそのチラシをお見せする。
いたずらに連絡をされませんようにお願い申し上げます。
ぼくはブログ上で自分を晒す事は好ましいと思っていません。
けれど、この方は公衆に向かってインコ探しを呼び掛けられている。
その熱意を良しとしたいのである。



これである。
よろしくお願い申し上げます。
目撃情報などご一報下さいね・・・。