エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

新緑を満喫する日々

2013年04月13日 | ポエム
ここ何日間で、ウグイスを聴き、燕の飛翔を見た。
それらの全てが、鮮やかな緑を背景としている。

正に、新緑を満喫するの候である。



深くもなく、浅くもない林を歩いた。
ほんの少しだけ向こうが人里である。







「緑立つ重なる空や隙間なく」



「囀の葉影を埋める五感研ぐ」







疲れた目に、ワクチンの注入である。
目が活き返るのである。



緑が滴り・・・。



重層的、多角的に緑が・・・。
重なる。



昨日は、空が抜けるようであった。
間もなく4月も中頃。
風はあくまでも爽やかである。

あと半月すれば、風が薫る。



思わず見上げた空に、裸木から装いも半ばの木々が見える。



朝方まで降った雨の残滓に、新緑が映っている。



鷺は、水場で戯れる。
遊んでいるのでは無い、戯れているのである。
因みに、後ろの黒いのは「川鵜」である。

この姿、小魚を獲っているのである。
雅な姿である。



       荒 野人