エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

団子花・・・手毬の花

2013年04月19日 | ポエム
団子花、手鞠の花である。
小手鞠から大手鞠まで花開く。

白い見栄えのする花である。







「団子花粗と咲き密と咲けるかな」







団子花では寂しい。
「花より団子」は楽しいイメージだけれど、花団子では少しショボイ!



手に載った毬。
小さな白い、それでいて妖しげな魅力を持った手。

その指は、プラチナのように輝く。



今日の手毬は「大手毬」である。
不思議なのだけれど、小手毬が、ハラハラと散ってから大手毬が花開く・・・そんな印象があるのだ。

実は同時期なのかもしれないが、どうしても、そのタイムラグが小脳に介在する。
その時差が、花の鑑賞にとって必要なのかもしれない。



春先からこの頃まで、花は色白さんが多い。



新緑のアワアワとした景色が、そうさせるのかもしれないのである。



       荒 野人