エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

ミモザ

2014年02月02日 | ポエム
ミモザは初春の花である。
この花卉は、アカシアに属する。
けれど、日本では俗説としてオジギソウに属するとされている。
葉に刺激を与えると古代ギリシアの身振り劇ミモス"mimos"(マイム、パントマイムの前身)のように動くことからこの名がついたものであろう。

だがしかし、刺激を与えてもミモザの花も葉もピクリとも動かない。

2月最初の日曜日。
明日3日は節分。
4日には、春が立つのである。

ミモザを愛でたとしても、罪にはなるまいと一人合点する。



このところ、比較的暖かい日が続いている。
東北や北海道は大雪で、雪かきが大変だろうと思う。
とりわけ寒さを凌ぐのも大変だろうと思うのである。

大雪お見舞いを申し上げたい。

ミモザは、その暖かさに敏感に反応した。
ミモザ・アカシア。
北の国の花である。







「ミモザ咲き初む街の色変わりおり」







ミモザの花言葉は・・・。
「豊かな感受性」「感じやすい心」である。
換言すれば、毀れやすい心でもあろうか。

ラテン語本来の発音はミモサ。
英語発音はマモゥサあるいはマイモゥサとなり、日本語のミモザはフランス語発音に由来する。

ミモザサラダや、シャンパンもしくはスパークリングワインとオレンジジュースでつくられるカクテル「ミモザ」も知られている。
甘そうである。

ポンポン状の花からイメージされた事は、間違いない。

これからの街歩きの楽しみが増えた。
ミモザの花の開き具合が、楽しみになって来たのである。



       荒 野人