エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

河津桜咲く

2014年02月28日 | ポエム
我が家の近くに、河津桜の木が一本ある。
毎年、楽しませていただいている。



昨日は雨模様であったけれど、出かけたのである。



この河津桜に、ぼくは思慕を寄せている。
妖しくも臈長けた婦人である。

この河津桜を確認してから、梅苑に出向く。



そこには、三椏がやはり一本ある。
黄色の花が零れそうである。

街を歩くと、春色が溢れ出している。







「桜咲く雨のしずくを溜めこんで」








春色の代表格は、桜なのだろうけれど・・・。



ピンクこそが春である。



この花は「花かんざし」である。
葉から浮き上がって咲く。

玉の花である。
きみの髪に、そっと挿してみたいのである。



           荒 野人