エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

柔らかな光の中で

2014年10月05日 | ポエム
台風18号が日本を襲っている。
丁度今頃、奄美大島の沖で渦を巻いているのだ。
台風の過ぎ去った後の海は、かき混ぜられて泥の色に変わる。

あの奄美の海も、汚くなってしまうのだ。
とまれ御嶽山の捜索も、道半ば。
不幸の連鎖は、いい加減にしてほしいのである。

さて・・・秋らしいブログを書こう!

秋こそが、柔らかな光の中で散策する気分となる。
夏のような鋭い光ではない。
冬のような陰々とした光ではない。
春のようなまったりとした光ではない。



そう・・・秋こそが柔らかい光なのである。
気分としては「ユリノキ」の黄葉が良い。



もちろん、散り敷きつめた金木犀の花も良いのだが・・・。







「ユリノキの黄葉空をそっと刷き」







銀杏の実の程良い黄色も良い。
少々臭いけれど、それも又秋の風物の第一である。



それほど綺麗ではないけれど、薔薇園も良い。
強く匂わない薔薇。

くすんだように見えるけれど、良く見ればしっとりとして咲いている。
それも又、薔薇である。



       荒 野人