エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

小さい秋見つけた

2014年10月14日 | ポエム
今朝は、台風一過。
けれどこの時間、東北地方は暴風域にある。
空は高く晴れ上がっているけれど、北の空には台風19号の衣の裾が見えている。



小さい秋が、広がりを見せつつある。
病葉も多くてもの悲しい、のである。






小さい秋見つけた







相も変わらず、秋の蝶が舞う。
しぼりの、だんだら模様の翅の縁。

色鮮やかな花を選ぶ。
細い一筋の命を、大切にして欲しいのだ。。



花梨の実が、そこここに落果している。
樹上で綺麗に色づくのは・・・難しいのだ。
それは、大気の汚れや人の無関心である。







「小さきは秘密隠せぬ秋の暮」







林檎の実の、ほの赤さが良い。



季節は柿熟るる、のである。




      荒 野人