エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

奄美の秋

2014年10月22日 | ポエム
奄美の秋は「サシバ」が渡ってくるから、それと知れるのだ。
今年のサシバは、台風19号が奄美を去った翌日に飛来したと云う。

19号が、秋を連れてきたのだ。
気温が一気に下がり、秋が横溢してきたと云う。

風は色を失い、吹く。
島を席捲したのである。



風が色を失うとともに、夏の残滓・・・花の色が鮮やかになって来た。



ブーゲンビリア。



ハイビスカスである。
垣根の剪定が始っているから、花ごと切り落とされている。

ハイビスカスは年中花であるから、遠慮会釈なく切り落とされるのだ。







「糸芭蕉色無き風に誘われて」







これは「月桃(げっとう)」の実である。
沖縄では、化粧品の材料として栽培されている。
ここ奄美では、普通に道端にある。

昨日お見せしたけれど・・・



糸芭蕉の花は、鮮やかである。
芭蕉布の織物の一つくらい、羽織ってみたいものである。



      荒 野人