エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

秋薔薇

2014年10月29日 | ポエム
あきそうび・・・である。
薔薇とだけ言えば、夏。



ピンクの憎い色合いである。
秋薔薇は、いかにも脆い。
脆いけれど、その嫋さの風情が良い。



薔薇園をそれほど華やかにしないけれど、個々が自立しているのだ。
その演舞が良い。







「匂い立ち枯れそうなほど秋の薔薇」







秋薔薇の蕾は、本当に開くのだろうか?
と、不安になったりする。

その頼りなげな、そこはかとない存在が素敵である。



かてて加えて、かくれんぼしている風情も感じさせられるのである。
けれど・・・。



黄色の花は、いつだって目の疲れを癒してくれる。
とりわけ、薔薇の黄色は秀逸である。

今日の最後は、花言葉。
(赤)「愛情」「模範」「貞節」「情熱」
(黄)「嫉妬」「不貞」
(白)「尊敬」「私はあなたにふさわしい」
(ピンク)「上品」「愛を持つ」「しとやか」
(朱赤)「愛情」
(薄オレンジ)「無邪気」「さわやか」
(蕾)「愛の告白」(葉) 「希望あり、がんばれ」(トゲ)「不幸中の幸い」
となっている。

けれど、ぼくは「あなたのすべてはかわいらしい」という花言葉が好きである。





        荒 野人