エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

珊瑚の欠片を拾う

2014年10月20日 | ポエム
奄美の海で、珊瑚の欠片を拾う。
もちろん限度はあるけれど、個人が趣味の範囲で拾って楽しむ分には差し障りは無い。
これがグアムの浜だとか、ハワイの浜だと拾ってはいけないとされる。

とまれ、ここ奄美も近々そうなるであろうと想定される。
世界遺産登録申請が、指呼の間に入っているからである。

白い浜は珊瑚の粉であるからだし、珊瑚が粉砕されて細かな粒子になるには気の遠くなるほどの時間を要するからである。



それにしても、奄美の海は奇麗である。
珊瑚の欠片を使った「土産品」などの種類の豊富さに、驚く。

白い浜を散策しながら、珊瑚の欠片のお気に入りを拾う。
そんな奄美の秋思の旅は、今のうちかもしれない・・・。







「珊瑚礁荒波防ぐ秋思かな」







このように、サンゴ礁は浜の直ぐ前に広がっているのである。
従って、浜には珊瑚の欠片が敷き詰められている。

また、関東や東北の海・・・地元の人によると本土の海には無い貝殻が拾えるのだと云う。
その典型的な例が「宝貝」であろうか。
次の機会に、アップしようと思っている。

奄美の海で遊ぶ場合、必ず履物が必要なのである。
足裏が、珊瑚で傷つけられてしまうのだ。



この秋の奄美の旅は、天候に恵まれない。
晴れ間は、時々といった感じである。
海も、いつもより澄んでいない。

けれども、陽射しが降り注がなくても、海は美しく輝いてくれる。
奄美の人々と同じように、優しく穏やかに微笑んでくれるのである。




      荒 野人