いつもの散歩道をお見せする。
春夏秋冬・・・倦むことなく歩いている。
この道は、ロングコートを着て宮沢賢治のように歩きたい。
トレンチコートでは似合わないのである。
だらだらとしたコートが似合う道である。
四季折々、変化があって同じ景色はない。
かの飯田蛇笏が山梨県境川村の「山櫨」と称した庵で、格調高い句を詠んだ。
句の素材は、身の回りに溢れているのである。
ぼくは、空を見上げるのが好きだ。
雲の流れるのを見上げるのも、好きだ。
空は誰へだてなく広大である。
時に澄み、時に曇る。
また、空は涙する事もある。
自分の心象風景を投影できる。
モニュメントも空の一つでしか無い。
「道すがら息飲む秋の空高し」
このベンチは、いつもぼくが座ってパンを食する。
パンは公園内の売店「パークス」の焼き立てである。
カレーパンの熱々。
コロッケパンのボリューム。
林檎パイの皮のカリカリ感と中身のしっとり感。
それに、炭酸の飲み物を付ける。
ぼくは稀代の「炭酸小僧」であるからだ。
散歩途中の楽しみでもあるし、句材発見の場所でもある。
荒 野人
春夏秋冬・・・倦むことなく歩いている。
この道は、ロングコートを着て宮沢賢治のように歩きたい。
トレンチコートでは似合わないのである。
だらだらとしたコートが似合う道である。
四季折々、変化があって同じ景色はない。
かの飯田蛇笏が山梨県境川村の「山櫨」と称した庵で、格調高い句を詠んだ。
句の素材は、身の回りに溢れているのである。
ぼくは、空を見上げるのが好きだ。
雲の流れるのを見上げるのも、好きだ。
空は誰へだてなく広大である。
時に澄み、時に曇る。
また、空は涙する事もある。
自分の心象風景を投影できる。
モニュメントも空の一つでしか無い。
「道すがら息飲む秋の空高し」
このベンチは、いつもぼくが座ってパンを食する。
パンは公園内の売店「パークス」の焼き立てである。
カレーパンの熱々。
コロッケパンのボリューム。
林檎パイの皮のカリカリ感と中身のしっとり感。
それに、炭酸の飲み物を付ける。
ぼくは稀代の「炭酸小僧」であるからだ。
散歩途中の楽しみでもあるし、句材発見の場所でもある。
荒 野人