台風の後、秋が一段と深まった。
しかしながら、爽やかな風に吹かれた昨日の一日であった。
ぼくは何時もの散歩道を,フラフラと遊弋した。
銀杏並木は、緑を残しつつも黄の色彩を含みつつあった。
この間紹介したベンチ以外では、このベンチが好きである。
何よりも空が広いからである。
台風の残滓は、秋の実生を叩き落とした。
ドングリである。
銀杏である。
周囲に「あの臭い」を巻き散らかしている。
けれども、それが秋なのだ。
「銀杏の落下のにほい道狭く」
メタセコイヤの葉の付け根は,脆いのだろうか。
かくまで、葉が落とされている。
それも丁寧に、一葉づつである。
どんな生き物にも個性がある。
それが、俳句の本質である。
荒 野人
しかしながら、爽やかな風に吹かれた昨日の一日であった。
ぼくは何時もの散歩道を,フラフラと遊弋した。
銀杏並木は、緑を残しつつも黄の色彩を含みつつあった。
この間紹介したベンチ以外では、このベンチが好きである。
何よりも空が広いからである。
台風の残滓は、秋の実生を叩き落とした。
ドングリである。
銀杏である。
周囲に「あの臭い」を巻き散らかしている。
けれども、それが秋なのだ。
「銀杏の落下のにほい道狭く」
メタセコイヤの葉の付け根は,脆いのだろうか。
かくまで、葉が落とされている。
それも丁寧に、一葉づつである。
どんな生き物にも個性がある。
それが、俳句の本質である。
荒 野人