エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

桜紅葉

2014年10月31日 | ポエム
桜紅葉・・・。
何という美しいオマージュであろうか。

日本人の精神世界の豊かさに感嘆するのである。
心に映しだした、桜の葉の紅葉あるいは黄葉。



その都度、言葉を当てはめていく心の作業。
泣きたいほど美しいではないか。





~里の秋~ 芹 洋子






里が赤く染まるころ・・・そう桜の葉も赤く色づくのだ。
桜紅葉は、たとえ一葉でも、目に飛び込んでくる。

鮮やかだからだ。
思わず、カメラを向けてしまう。







「桜紅葉光と影の移ろえり」







桜紅葉は、若い桜の木ほど良い。
葉を落とさず色を変えてゆく。
老いた・・・ぼくのような桜は堪え切れず紅葉する前に、葉を落としてしまうからである。



桜紅葉は改めて言うまでも無いけれど、青空で見てほしい。
より美しくなるのだ。



      荒 野人