「どこでもドアで世界美術の旅」
そんなドラえもんの世界の実現がテーマ?の大塚国際美術館に行ってきました。
なんせ、世界中の「あ、見たことある」、「教科書に載っていた」という超有名な絵画作品が1000点余りも収蔵されているのである。
「はーい、みなさん古代イタリアに来ましたよ」
とか、
「中世フランスに行こうかと思いましたが、ちょっとあちらは混んでいるので、先にイギリスに行っておきましょう」
そんな魔法使いのおばあさんになったかのような口ぶりで楽しく話してくれるおばあさんガイドさんの言葉を、素直に受け入れていると、本当に時空を超越したような気分で楽しい。
ここ大塚美術館は、徳島に本拠地を置く大塚グループの75周年事業として着手された美術館です。
ここには、さきほど言ったように古代、中世、近代、現代の超有名絵画が1000点余り。しかしこれは本物ではなく、特殊技術により陶板に厳密に模写された品です。
陶板とは、超高温で焼きあげた陶器の板であり、極めて強い耐久性を持っているためその色彩や姿を2000年以上に渡って忠実に残すことができるそうです。
そのため、ガイドさんに倣って私達も超有名絵画にベトベトと触ったり撫で回したり、「モナリザの鼻をゴシゴシ」なんてことはしませんでしたが、そういうこともできるということです。
丈夫さの証拠みたいな感じでガイドさんが「大丈夫ですよ」と言っていましたが、さすがに大勢の人が触ったら擦れてくるのでは?と心配もしたが、とにかく耐久性が強いということ。
また、本物は散逸している壁画などを合体させていたり、この美術館ならではの取り組みもされています。
鳴門海峡の目と鼻の先にあるこの美術館ですが、周囲の景観を乱さないために地下を活用し、地下3階から地上2階までの5階を活用した常設展示スペース29,412㎡は日本最大級です。
さて、美術的教養のない私は中途半端な講釈は割愛させて頂きます。
私の今日最大の収穫は、自分の好きな画家がわかったことです。
無数の絵画の中で私が見たいと思って探した絵は「バベルの塔」でした。
(大塚国際美術館)
ですが、その絵の展示室まで行くまでに私が足を止めた絵が1枚ありました。それは「子供の遊び」という絵でした。
(大塚国際美術館)
「ウォーリーを探せ」のように、小さな子供達が100くらいの遊びをしている絵画です。大きなキャンパスとは言え、この一枚の中に実に大勢の子供達が様々な格好で遊んでいる様子が私は好きです。
そうして目的の「バベルの塔」を探そうとしたら、なんと「バベルの塔」は隣にあったのです。
つまり、この2枚は同じ作者だったのですね。
「ブリューゲル」
したがって、無意識と意識の交錯の末、私はブリューゲルさんの絵が好きだということがわかりました。
「バベルの塔」にしろ「子供の遊び」にしろ、人間は小さく描かれ、様々な動きをしています。そこには人間の多様性と面白さと同時に、俯瞰している神の目から見た哀れみのようなものが感じられます。
「多様性」と「面白さ」と「哀れみ」
こんなものが同居した家具や木工品を作れるのかどうかはわかりませんが、自分が好きなことが自覚できると、なんとなくうれしいものですね。
そんなドラえもんの世界の実現がテーマ?の大塚国際美術館に行ってきました。
なんせ、世界中の「あ、見たことある」、「教科書に載っていた」という超有名な絵画作品が1000点余りも収蔵されているのである。
「はーい、みなさん古代イタリアに来ましたよ」
とか、
「中世フランスに行こうかと思いましたが、ちょっとあちらは混んでいるので、先にイギリスに行っておきましょう」
そんな魔法使いのおばあさんになったかのような口ぶりで楽しく話してくれるおばあさんガイドさんの言葉を、素直に受け入れていると、本当に時空を超越したような気分で楽しい。
ここ大塚美術館は、徳島に本拠地を置く大塚グループの75周年事業として着手された美術館です。
ここには、さきほど言ったように古代、中世、近代、現代の超有名絵画が1000点余り。しかしこれは本物ではなく、特殊技術により陶板に厳密に模写された品です。
陶板とは、超高温で焼きあげた陶器の板であり、極めて強い耐久性を持っているためその色彩や姿を2000年以上に渡って忠実に残すことができるそうです。
そのため、ガイドさんに倣って私達も超有名絵画にベトベトと触ったり撫で回したり、「モナリザの鼻をゴシゴシ」なんてことはしませんでしたが、そういうこともできるということです。
丈夫さの証拠みたいな感じでガイドさんが「大丈夫ですよ」と言っていましたが、さすがに大勢の人が触ったら擦れてくるのでは?と心配もしたが、とにかく耐久性が強いということ。
また、本物は散逸している壁画などを合体させていたり、この美術館ならではの取り組みもされています。
鳴門海峡の目と鼻の先にあるこの美術館ですが、周囲の景観を乱さないために地下を活用し、地下3階から地上2階までの5階を活用した常設展示スペース29,412㎡は日本最大級です。
さて、美術的教養のない私は中途半端な講釈は割愛させて頂きます。
私の今日最大の収穫は、自分の好きな画家がわかったことです。
無数の絵画の中で私が見たいと思って探した絵は「バベルの塔」でした。
(大塚国際美術館)
ですが、その絵の展示室まで行くまでに私が足を止めた絵が1枚ありました。それは「子供の遊び」という絵でした。
(大塚国際美術館)
「ウォーリーを探せ」のように、小さな子供達が100くらいの遊びをしている絵画です。大きなキャンパスとは言え、この一枚の中に実に大勢の子供達が様々な格好で遊んでいる様子が私は好きです。
そうして目的の「バベルの塔」を探そうとしたら、なんと「バベルの塔」は隣にあったのです。
つまり、この2枚は同じ作者だったのですね。
「ブリューゲル」
したがって、無意識と意識の交錯の末、私はブリューゲルさんの絵が好きだということがわかりました。
「バベルの塔」にしろ「子供の遊び」にしろ、人間は小さく描かれ、様々な動きをしています。そこには人間の多様性と面白さと同時に、俯瞰している神の目から見た哀れみのようなものが感じられます。
「多様性」と「面白さ」と「哀れみ」
こんなものが同居した家具や木工品を作れるのかどうかはわかりませんが、自分が好きなことが自覚できると、なんとなくうれしいものですね。