=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

さすがアフリカ、木の名前も面白い!

2009年03月10日 | 【出張】木を感じる旅~西日本編~
さすがアフリカ、木の名前も面白い!


ブビンガ、モンキーポッド、オカン etc.....

さすがアフリカは木の名前を聞いているだけで面白いです。
こうしたアフリカ材を専門に扱っているのが、徳島の笹田木材さんです。かれこれ数十年、お父さんの代から扱っていると笹田社長は話してくださいました。

徳島には、製材所や木工所など木に関する業者が割りと多いのですが、もともと地場の木材を扱うよりは南洋材をはじめとして外国の木材を扱ってきた割合のほうが多いそうです。
そして徳島の木工品としては仏壇が多く、私が興味を持ったのは鏡台も結構作られていたそうです。
ちなみに地元の有名な工房には、KIKIさんがあります。

アフリカ材の特色は、大きく、重く、硬い ことです。
大径木が多く、唐木とかと同様重く硬い木であります。そのため、笹田木材さんには大径木の丸太が製材できる大型機械があり、これは日本でも5,6台しかないものだそうです。

また、私が驚いたことは、これらのアフリカ材は既に3,40年前から日本で大量に使われ、笹田木材さんでも現在の数倍の扱いをしておられたそうです。私自身はアフリカ材を珍しい材と勝手に思っていたのですが、既に昔からたくさん使われ、しかも床柱や座卓など非常に身の回りのものに使われていたことにびっくりです。



◆ブビンガ
結構メジャーなようです。


◆モンキーポッド
日立の「この木なんの木」で有名です。

◆ゼブラ
なかなか大径木が入ってくることが少なくなってきているそうです。90センチくらいの板にするために幅120センチくらいは欲しいそうです。

◆オカン


◆グラナディオ
大川で見た家具の材よりもさらに薄く製材されています。


◆マラス


◆スプルース


◆サテ
写真よりも赤みがありました。


◆パドック
結構赤いです。しかも切って時間をおいたほうがより赤くなるとか。


アフリカと日本材の違いで乾燥方法などについての違いは特になく、自然乾燥をして人口乾燥でとどめをし、さらに少し自然乾燥させるのがいいそうです。
「中田さんも、将来のために今のうちに材を購入しておいたほうがいいよ」と商売半分冗談半分で社長に勧められましたが、実際に少し小遣いが貯まると、少しずつでも板を買っていく若い木工家さんもいらっしゃるそうです。
笹田木材さんはネットでも多数商品を見ることができます。
私も小遣いたまったら早速チェックかな~。

笹田社長、お忙しい中どうもありがとうございました。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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徳島の笹田木材 (ささやん)
2009-03-18 11:00:44
弊社の紹介していただきありがとうございました。
これからもがんばります。
返信する
Unknown (中田)
2009-04-21 23:50:29
笹田社長ありがとうございます。

コメントの更新が遅くなり大変申し訳ございませんでした。

長野で楽しくやっております。
返信する

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