=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

渚の直売所へ納品 No.2

2011年06月15日 | 【製品】家具工房つなぎのプロダクト
本日、渚の直売所に全製品を納めて参りました。


・棚
・野菜入れの箱+斜めにおける棚
・屋外カウンター
・入り口用ステップ

写真は、
屋外カウンターです。

前回納めさせて頂いたフォトカード入れ付きテーブルに繋がるカウンターで、
ブロック塀を天然木で覆うことができました。

しかし、
とりわけ現在は梅雨ということで、
前回納めたテーブルが想定以上のスピードで傷んでいることから
屋外に置かれる家具にとって、
日本の気候の厳しさを改めて知りました。

屋外用のオイル 「リボス カルテッド」をまた塗らなければいけませんね。

それから、
個人的には、野菜入れの箱とその棚が気に入っていたのですが、
本日余裕もなく、写真には収められていません。

その時間がかかった代物というのが、
このステップ


ここの入り口の段差が、
近隣のお客様であるご高齢者にとって、
上がるのがシンドイだけでなく、大変キケンなので、ステップを設置することになったのですが、
この場所がまた曲者。

傾斜がきつく、
ステップを設置する160センチくらいの幅の中で、高さが25センチくらい違い、
また前後でも高さが異なり、
そしてこの入り口が斜めに道路に接している

という条件のため、

枠だけ製作していき、
あとは現場で脚を斜めに削って、鉋で微調整。
組み立ててから、上の板を一枚一枚打ち付けていきました。

防腐、防虫のために、
塗料は、
浸透式塗料として、有名なキシラデコールを使用しました。
ホームセンターにも売っているのでご覧頂ければと思いますが、
この塗料、
同類の塗料と比較しても、2倍くらい高いのです。
それだけ品質がいいことだと思うのですが、
本日実感しました。

実は、設置場所には蟻の巣があって、
設置前の掃除で大量の蟻がいたのですが、
それらが、このステップに少しついてしまったのです。

あとで、見てみると、それらの蟻は動かない姿に。
恐るべし防虫能力です。

世界的に有名な塗料で、
数々の文化遺産にも使用され、プロの中でも評判が高いという製品なので、
安全面にはぬかりはないと思うのですが、
それなりに使用した後の自分の手はしっかり洗ったり、
使用場所も屋外に限定して使ったほうがよさそうですね。


渚の直売所さま
多くのご注文まことにありがとうございました。
おかげさまで開業のスタートダッシュを切ることができました。
また、
フォトカード入れのおかげ?か
フォトカードの売上も上昇中ということで、私もうれしかったです。

今後ともよろしくお願いいたします。
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ハーフとして

2011年06月11日 | 【日記】いろいろ
私は自らをハーフと考えています。

それは地元人と移住者の中間ということです。

地元で高校まで18年、

それから、あちこちを18年ちょっと。

37才で南房総に帰ってきました。


それゆえ、
地元のこともわかるけど、でも全部がわかるわけではないし、
移住者の考えも理解できるところはある。


そんな中途半端な立場ですが、
逆にそこが自分の存在価値なんではないかと勝手に思っています。

単純にいえば、地元と移住者の「つなぎ」です。


現在、地元のIさんに誘って頂いた「南総祭礼研究会」の活動に参加させてもらっています。

日本でも有数の祭りが多く存在する南房総地域の祭りや伝統行事を調査、研究し、
発信していくことで、
歴史、伝統、郷土愛を次世代に伝えていくとともに、
他地域にも発信し、南房総の振興を図る

という趣旨のもと、

現在は、各地区の祭りを含めた紹介をA4パンフレットにして配布しています。

何年かかるかわかりませんが、
これが全地区揃い、ファイルになることが夢です。


本日は、
そのパンフレットの取材に同行してきました。
「祭」
と一言で言っても、単に山車、屋台の紹介だけではなく、
その地区の歴史やいわれなど、
背後にあることまで調査しなければいけないため、
いろいろな町史や村史を読み漁る事前準備だけでも大変、
それをまとめ、記事にしていくのは、
A4の紙面の何倍もの労力が必要だということを実感しました。


研究会には、
幸いにも歴史調査のセミプロがいらっしゃいまして、
神社の様式やら、
各神事の意味やら、
祭りの幟の意味など、
地元の方も知らない知識を体系的に整理されていらっしゃいます。

しかし、
それぞれの地区が自らの地区に愛情と誇りを持っていますから、
資料はないけど、
昔からの言い伝えや、「あそこのじいさんが生前言ってた」と言う事柄も
数多くあり、またそうした話が面白いのですが、
それらと資料の事実をうまく調和させていかなければいけません。

あとは、
地元でない方が取材に来るなんていうと構えてしまわれる場合もあります。

そんな場面で「調和」を図る「つなぎ」になれたら、
自分なりの地域貢献ができるんじゃないかと思っています。
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野生のツバメ

2011年06月07日 | 【日記】いろいろ
そもそも野生でないツバメって、

ツバメを飼っている人って知りませんが。


お世話になっている金物屋さんの店内では、

なんと至近距離で、

野生のツバメが見れるんです。


なんでも、
数年前より毎年、ツバメが家のベランダに巣を作り、子供を育てに来ているそうですが、
毎年、雛が大きくなるとカラスがやってきて雛を連れ去ってしまうという悲劇を
見てきたのですが、
今年からは、なんとそのツバメが店内に巣を作ってくれたのです。

この家の人だけでなく、不特定多数のお客さんも出入りする店内なので驚きです。


これは、
ツバメが毎年カラスにやられてしまう中から得た教訓もあると思いますが、
こちらの金物屋さんへの信頼がなければ、まずできないことです。
数年間、きっと暖かく見守ってきたのでしょう。

雛の餌のために、
親鳥は毎日300往復くらいするようだと奥さんがおっしゃっていました。
子育ては大変ですね。
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命を懸ける

2011年06月05日 | 【出張】
前職の経営コンサルティングの会社の会長が
経営を成功させる原理原則をいくつかおっしゃっていました。

そのうちのひとつが、
「社長は仕事に命を懸ける」
です。


とても当たり前的だし、
精神論のようでもあるし、
でも、これが重要なんですよね。


東京で、久しぶりに「野菜を食べるカレー camp」の代表のブルースさんと話をする時間を持てました。

→食べログページ
今や雑誌やテレビにもよく出るcampのカレー、
campの本店は代々木ですが、
現在は池袋と品川の駅ナカにもお店があり、(コラボ店という位置づけ)
4月は丸ビルでお弁当販売もしていました。

このお会いしていなかった2年間に、
私もいろいろ変化はありましたが、ブルースさんにはもっと大きな変化があってびっくりしました。
なんせお店が2つも、しかも山手線ターミナル駅の駅ナカにできて、
プライベートでも大きな変化があったようです。


・自分が店先に立つと、売上が3割増えてしまう
・3年前に来店されたお客様を覚えていて、久しぶりにきたお客様の今の状況を当ててしまった
・店にいかないと不安で仕方ない


ご本人も、すべてにきちんとした理由が分析できているわけではないと言っていましたが、
最終的には、自分の事業への責任で神経が研ぎ澄まされていて、
観察力が磨かれ、
結果、お客様ひとりひとりへの何気ない一言につながっているようです。
まさしく「命を懸ける」
という迫力(ブルースさんは別にそんな形相で話すわけではないですが)に、
私は大きな刺激を受けました。

自分は命を懸けているか?


一緒にカレーを食べた後、新宿で最も高いコーヒーに属する喫茶店「凡」で、
ご馳走になりました。
ありがとうございました。
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引き続き情報の時代でしょうか

2011年06月04日 | 【出張】
グローエのある東京流通センターで、
偶然開催されていた、「高齢者住宅フェア」。

直接関係はありませんが、のぞいてきました。

並んでいるブースで、
活況があったように見えたのは、


・高齢者住宅の建築関係など →ビジネス規模が大きく儲かる

・高齢者用の食品や食器など →日用買いまわり品で使用頻度が高く薄利で儲ける

といったブースでした。


家具や付帯設備は、中途半端で儲かりにくいのか、
いまいちな感じでした。

この高齢者のお風呂セットは、かなり高く風呂だけで100万以上でした。


その他、会場4箇所に設けられたセミナー会場は人がいっぱいで、
モノよりも情報を欲しがっている参加者の期待を感じました。

私も家具に加え、
このブログやその他の手段でいろいろ情報発信は怠らないようにしていかねば。
と思いました。



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ヨーロッパのTOTOみたいな

2011年06月03日 | 【お店】木になる家具や、道具やさん
GROHE グローエ

って、ご存知ですか?


これはドイツの水栓専門メーカーで、
ヨーロッパをはじめ世界でも有名なメーカーで、
簡単に言うと、ヨーロッパのTOTOみたいな企業だと、
担当者がおっしゃっていました。

実は現在、キッチンのご相談を頂いていて、
設備やらを勉強中です。

海外製の水栓をつけるかどうかはわかりませんが、
私も名前だけ知っていたグローエのショールームに説明を伺いに行ってきました。


グローエの特長は、

① 自由に動く水栓の滑らかな動き
  実際に使用する際には水圧がかかり、展示されている状態よりも滑らかに使いやすいそうです。

② 美しいメッキ処理
  これも他メーカーより、すばらしいようです。



機能と品質

デザインとか、その前にまずモノとしての根本的価値のところを
謳っている、そこで勝負できているというのが、
すごいなと思いました。

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生ガッキーを見ました。

2011年06月03日 | 【日記】いろいろ
といっても、

自民党谷垣総裁ですが。

その他にも、自民党幹部の方々が。


火曜日の有楽町です。


本日、不信任案が提出されてましたけど、そのあれもあったんでしょうね。
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イスと照明

2011年06月02日 | 【お店】木になる家具や、道具やさん
前職の会社メンバーの会に呼んでいただき、
東京に行ってきました。

その間の時間を使って、

まずは、

インテリア照明の専門企業ヤマギワのショールーム


以前は、

ヤマギワリビナ

という、デザインのデパートと言われていた国内外のデザインインテリアの宝庫だったお店があったのですが、
残念ながら昨年閉店、(私も行ったことがありません)
今年4月に、こちらのショールームがオープンしました。


しかし小規模になったとは言え、
イスがたくさんありました。
デザイナー系の。

木だけでなく、
ポリカーボネイドやら新素材でできたものなど。

有名チェアーの、いろいろ座り心地を味わうにはとてもいいですね。


→ヤマギワHP



それから、

照明というと、

私は現在、工房の照明に悩んでいます。

別にシャンデリアをつけようとか、間接照明をとかの話でなく、
まずはしっかり作業ができる蛍光灯の設置です。

最初の工事の際、いくつか蛍光灯を電気屋さんにつけて頂いたのですが、
作業をする机の回りは、ぜんぜん足らないことに、
今、作業をしながら気づいています。

お知り合いからもらった蛍光灯があるので、
それを自分でつける予定ですが、
いったいどのくらいの間隔で、どう配置すれば、
影ができずに細かい作業ができるのか。

まずは、
銀行など、しっかりしたお店の蛍光灯の並びをチェックしてきました。
単純に言うと、結構狭い間隔です。さすが金がある。
そんな感じです。

もっと定量的に把握したい方は、
こんなページがありましたので、
どうぞ学習してみてください。
私は無理そう。

→蛍光灯の配置の公式
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微に入り細にわたる

2011年06月01日 | 【日記】いろいろ
先週末に行われていて川崎地区の屋台修理後のお披露目。

いやー、全体にボリュームアップしてかっこよかったです。

中でも、彫り物、

そして、彫り物の細かいところに今回は目がいってしまいました。


屋台の囃子台を囲う欄干は、
赤穂浪士が彫られているのですが、
討ち入りのために、一人一人が違う道具を持っているところが面白いですね。

梯子を担いでいる奴、
建物をぶっこわすハンマーのようなものを持った奴
ロープを持っている奴などなど

彼らの着物などにも細かな彫りが入れられていました。

たとえば、



襦袢の線





綱の模様




鎧にある刺繍

とか。


この鎧の武士の彫り物の箇所は、
恐らくは、もとは屋根の下あたりの高い場所に取り付けられていたと推測したのですが、
そうすると、
下から見上げる人には決して見えない角度のところなのに、
ここまで丁寧にされているところが、
さすが、後藤喜三郎橘義信、恐るべし!です。


(上の段の彫り物はもともとこの高さに取り付けていたので真横から見えるように彫られていて、下の彫り物は元は見上げる高さにあったすると、少し下向きに彫られているように見えます)


とにかく、雨の中のお披露目でしたが、
川崎組さま、おめでとうございました。
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