365日怪獣と夏休み

怪獣兄弟に年離れたチビ。そして、怪獣つかいにして、沖縄好きの母えりりん、そして、ハイエース徘徊パパりんのお話。

不思議なこと

2008-08-21 00:44:56 | 報告!携帯DE怪獣
先述したように、
ばあちゃんが天国に旅立って
1週間すぎた。なんだか、あっというま。
初七日も終え、娘である、ママりんとその姉妹3人がそれぞれ自宅に戻った。
そのさい、
ささやかながら、ばあちゃんの形見を
分けようという話になったんだそうな。寝たきりで10年近いと、
そりゃ、持ち物はたいそうシンプルになっていたようで、
わずかな品々を前に昔話に花がさいたそうな。

ささやかな形見の中に、昔から身につけていた前掛けと、時計があった。
前掛けは、お洗濯して、うちのママりんが持ち帰った。
もうひとつ、
すっかり、故障した小さな時計。
もう、電池を入れても動かない。

まさに、おおきなのっぽの古時計ならぬ、
ちいさな、ちいさな古時計である。

内地に住む叔母が、その時計を持ち帰ることになった。

いよいよ、帰宅のだんになり、
荷造り。急がない物は宅配便を使う。

時計をその荷物にまとめて、封をした。
最後の北海道の晩に床についた叔母は、ふと、腰を揉む手つきき目が覚めた。それは、思いがけなく痛いくらい強い揉みで、声が出そうなかんじを、明確な意識の中感じたそうな。きっと、いろいろつかれたから、
「お疲れ様って事かねぇ。」
なんて、翌朝、出発前に笑って言った。でも、
「揉みがきついっちゅーの!」なんて、突っ込み入れそうになったらしい。

叔母が、自宅に戻り疲れを押して荷物をとくと、

なんと

ちいさなちいさな古時計は、
まるで、電波時計と同じ時を正確に刻んでいたそうな。

なにか、接触が悪かったのか、よくわからないけど、
とにかく、何年も動かなかった時計が再び動き出したということ。

ばあちゃん、やっとこ、動けるようになって、イタズラしたかー?

なんてね。

なんかさ、ちょっとジーンとしたわ。
そんで、またしても
かっくいーぜ、ばあちゃん。 最後までファンキーだね。

不思議な話でした。
コメント (3)
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